株式会社セブン－イレブン・ジャパン

セブン-イレブン・ジャパンは、主にコンビニエンスストアの運営を行っています。国内外での店舗数は約21,000店を超え、2022年度の売上高は約4兆円に達しました。セブン-イレブンでは、食品や飲料、日用品などの販売に加え、電子マネー「nanaco」や宅配便サービス、公共料金の支払いなど多様なサービスを提供しています。また、マルチコピー機を利用したコピーやプリント、スキャン、ファクスなどのサービスも展開しています。さらに、地域密着型の店舗運営を重視し、地元のニーズに応じた商品やサービスの提供を行っています。

セブン-イレブン・ジャパンの経営理念は「明日の笑顔を共に創る」であり、ミッションとして「次の便利の扉を開き、世界中に豊かな暮らしを実現する」ことを掲げています。ビジョンは、価値ある商品・サービスを通じて健康な社会、地域と共に生きる社会、環境に配慮した循環型社会を実現することです。また、多様な人材が活躍し、幸せな社会を目指しています。基本方針としては、安全で高品質な商品・サービスの提供、公正で透明な取引の確保、地域社会との連携を重視し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを行っています。これらの理念は、社員行動規範として日常業務の指針にも反映されています。

セブン-イレブン・ジャパンは1973年に設立され、1974年に東京都江東区に第1号店を出店しました。1975年には24時間営業を開始し、1976年には出店数が100店舗に達しました。1978年には社名を「（株）セブン‐イレブン・ジャパン」に改称し、1980年には出店数が1,000店舗を突破しました。1991年には米国サウスランド社の株式を取得し、経営に参画しました。2007年には小売業として世界最大のチェーン店舗数を達成し、2012年には全店売上高が3兆円を突破しました。2020年には世界のセブン-イレブン出店数が70,000店舗を超え、現在も成長を続けています。これまでの歴史を通じて、セブン-イレブンは多様なサービスを展開し、地域社会に貢献してきました。

セブン-イレブン・ジャパンは、幅広い商品とサービスを提供しています。主な商品には、セブンプレミアムブランドの食品や飲料、日用品があり、特におにぎりや弁当、スイーツが人気です。また、毎週新商品が登場し、顧客のニーズに応えています。サービス面では、マルチコピー機を利用したコピー、プリント、スキャン、ファクスなどの便利なサービスを提供しています。さらに、宅配便の取り扱いや、公共料金の支払い、電子マネー「nanaco」の利用が可能です。地域限定のサービスとして、自転車シェアリングやモバイルバッテリーシェアリングも展開しており、顧客の生活をサポートしています。

セブン-イレブン・ジャパンは、東京都千代田区に本社を置き、国内に約21,535店舗を展開しています（令和6年2月末時点）。主なグループ会社には、米国の「7-Eleven, Inc.」があり、店舗数は13,122店（令和5年12月末時点）です。また、ハワイにおける「SEVEN‐ELEVEN（HAWAII）,INC.」は67店を運営しています。中国では「セブン‐イレブン北京有限公司」や「セブン‐イレブン天津商業有限公司」などがあり、それぞれ331店と217店を展開しています。さらに、セブン銀行やセブンネットショッピングなどの関連会社もあり、幅広いサービスを提供しています。