日本防蝕工業株式会社

日本防蝕工業株式会社は、創業以来70年にわたり電気防食の先駆者として、港湾施設や海洋構造物、船舶、埋設配管、各種工場の設備に対する防食工事や保守点検、腐食診断を行っています。特に、電気防食技術を用いて、海洋・港湾施設やコンクリート施設などの重要なインフラを守ることに注力しています。また、海水電解技術を活用した海洋生物付着防止や海水殺菌の分野にも取り組んでおり、環境保全にも貢献しています。さらに、サンゴの保全・増殖に関する技術開発も行い、地球環境技術賞を受賞するなど、持続可能な社会の実現に向けた活動を展開しています。

日本防蝕工業株式会社は、環境保全と安全衛生の重要性を深く認識し、顧客や地域社会、社員の健康と安全に配慮した事業運営を行っています。具体的には、国内外の法令を遵守し、事業活動が環境や安全に与える影響を検討し、社員に周知することを基本方針としています。また、安全衛生活動の継続的な改善を奨励し、事故や健康被害のリスクを低減することを目指しています。これにより、顧客満足の向上と持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。

日本防蝕工業株式会社は、昭和26年4月に設立され、国内初の防食専門技術会社としてスタートしました。設立当初から電気防食技術に注力し、昭和28年には運輸省から研究補助金を受けるなど、技術開発を進めました。昭和34年には流電陽極用アルミニウム合金の特許を取得し、昭和37年には小田原工場を完成させました。さらに、平成11年にはISO9002認証を取得し、平成12年にはISO9001認証を取得するなど、品質管理の向上にも努めています。これまでの70年以上にわたる歴史の中で、同社は電気防食技術のリーダーとして、様々なインフラの保護に貢献してきました。

日本防蝕工業株式会社は、電気防食、被覆防食、腐食調査などの専門技術を提供しています。主なサービスには、海洋・港湾施設、コンクリート施設、埋設配管、発電所・工場設備、船舶に対する防食工事や保守点検が含まれます。また、海水電解技術を用いた海洋生物付着防止や海水殺菌の分野にも取り組んでおり、環境保全に寄与しています。さらに、流電陽極やアルミニウム合金陽極、亜鉛合金陽極などの製品を製造・販売しており、電気防食遠隔監視・制御システムや腐食防食モニタキットなどの技術も提供しています。これらのサービスを通じて、社会と生活の安全に貢献しています。

日本防蝕工業株式会社は、東京都大田区に本社を置き、全国に複数の支店と営業所を展開しています。主な事業所には、北海道支店（札幌市）、東北支店（仙台市）、中部支店（名古屋市）、関西支店（大阪市）、九州支店（福岡市）があります。これらの事業所は、地域に密着したサービスを提供し、電気防食や腐食調査などの専門技術を活かして、全国のインフラ保護に貢献しています。また、グループ会社として、関連する技術やサービスを提供する企業と連携し、より広範な事業展開を図っています。