株式会社ダイユー

大裕鋼業株式会社は、薄鋼板のスリット、レベラー、シャーリング加工を主な事業として展開しています。具体的には、冷延鋼板、酸洗鋼板、カラー鋼板、電磁鋼板など、様々な鋼板の加工を行い、顧客のニーズに応じたサイズに切断するサービスを提供しています。月産能力は、コイルベースで20,000トン、電磁鋼板で1,500トン、シャーリングで2,000トンに達します。また、北陸有数のコイルセンターとして、小松事業所では、スリット、レベラー、シャーリング加工を一貫して行うことができ、最新の設備を備えています。さらに、エンジニアリング部門では、梱包用帯鋼の自動切断や、製品の迅速な梱包を行うなど、多彩な事業を展開しています。これにより、大裕鋼業は顧客の生産計画に合わせた柔軟な対応が可能です。

大裕鋼業株式会社の経営理念は、「お客様のニーズに応えること」を基本にしています。具体的には、顧客の生産計画に合わせて必要な鋼板を必要なサイズで提供することを目指しています。また、品質の向上とコスト削減を追求し、持続可能な成長を実現するために、社員一人ひとりが技術力を高め、チームワークを重視しています。ビジョンとしては、北陸有数のコイルセンターとしての地位を確立し、国内外での競争力を強化することを掲げています。方針としては、環境への配慮を忘れず、地域社会との共生を図りながら、鋼板加工業界のリーダーを目指す姿勢を持っています。

大裕鋼業株式会社は、1958年7月に大阪市生野区で個人創業し、冷延鋼板・亜鉛鉄板の販売を開始しました。1961年1月には法人化され、大裕鋼業株式会社に改組されました。1963年には東大阪市に布施工場を新設し、レベラーラインとシャーリングを設置して加工を開始しました。1967年には工場を移転し、スリッターラインを増設しました。1977年には堺臨海工業地区に新工場を建設し、1986年には米国ミシガン州で合弁企業Procoilを設立しました。1990年には小松市に工業用地を取得し、1993年には電磁鋼板のスリッター工場を新設しました。近年では、2014年に中小企業庁主催の「はばたく中小企業・小規模事業者300社」に選出され、2023年には堺浜事業所にスリッターラインを増設しました。これらの歴史を通じて、大裕鋼業は鋼板加工業界での地位を確立してきました。

大裕鋼業株式会社は、薄鋼板のスリット、レベラー、シャーリング加工を中心に、多様な商品とサービスを提供しています。主な製品には、冷延鋼板、酸洗鋼板、カラー鋼板、電磁鋼板などがあり、これらの鋼板を顧客のニーズに応じたサイズに加工することが可能です。また、シャーリング部門では、加工された鋼板を迅速かつ美しく梱包するサービスも行っています。さらに、エンジニアリング事業部では、梱包用帯鋼の自動切断機「スリムエース」の製造・販売を手掛けています。これにより、顧客の生産計画に合わせた柔軟な対応が可能となり、業界内での競争力を高めています。

大裕鋼業株式会社は、主に日本国内に複数の事業所を持ち、北陸有数のコイルセンターとして機能しています。主要な事業所には、大阪府堺市に位置する堺浜事業所、石川県小松市にある小松事業所、そしてベトナムに設立されたDAIYU STEEL VIETNAM CO. LTD.があります。堺浜事業所は、電磁鋼板加工の専門工場として、最新のスリットラインを備えています。小松事業所は、酸洗鋼板や冷延鋼板などの多様な鋼板の加工を一貫して行うことができる施設です。また、グループ会社としては、株式会社ダイユーがあり、シャーリングや梱包部門を展開しています。さらに、大裕物流株式会社は、コイルや鋼板の輸配送に特化した物流機能を提供しており、2005年に設立されました。