株式会社アヅママシナリー

株式会社三井E&Sは、主に産業機械、メカトロニクス、特殊設備、舶用推進システム、舶用エンジンなどの製造・販売を行っています。特に、脱炭素関連ビジネスや成長事業の推進に力を入れており、環境に配慮した技術開発を進めています。また、物流システムや産業用クレーン、大型鋼構造物の受託生産も手掛けており、ドローンを活用した設備点検や高度予防保全システム（CARMS）など、最新技術を取り入れたサービスを提供しています。これにより、顧客のニーズに応じた高品質な製品とサービスを提供し、持続可能な社会の実現に貢献しています。

株式会社三井E&Sの経営理念は、「エンジニアリングとサービスを通じて、人に信頼され、社会に貢献する」というものです。この理念に基づき、2030年までにマリンの領域を中心に脱炭素社会の実現と人口縮小社会の課題解決を目指しています。経営姿勢としては、新しい価値の創造を顧客と共に実現し、健全な財務体質と堅実な利益を追求することを掲げています。また、サステナビリティの課題解決を推進し、シンプルでユニーク、プラクティカルな製品やサービスに挑戦することを行動規範としています。これにより、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しています。

株式会社三井E&Sは、1917年に旧三井物産株式会社の造船部として岡山県で創業しました。1924年には日本初のディーゼルエンジン搭載船「赤城山丸」を建造し、1937年には株式会社玉造船所を設立しました。1942年に社名を三井造船株式会社に改称し、1948年には戦後初の鋼製輸出船「クヌール」を竣工しました。1951年にはナイロンプラントを完成させ、1961年には世界初の大型自動化船「金華山丸」が進水しました。1976年には英文社名を「Mitsui Engineering & Shipbuilding Co. Ltd」に変更し、1984年には初のLNG船「泉州丸」を竣工しました。2018年には持株会社体制に移行し、商号を「三井E&Sホールディングス」に変更しました。これにより、次の100年に向けた新たなスタートを切りました。

株式会社三井E&Sは、国内外に多くの事業所とグループ会社を持っています。国内では、岡山県玉野市に本社を置き、千葉県、広島県、大分県などに工場や事業所があります。海外では、香港、シンガポール、台湾、中国、マレーシア、アメリカ、イギリスなどに拠点を展開し、各地域でのアフターサービスやメンテナンスを行っています。グループ会社には、三井E&Sエンジニアリング、三井造船特機エンジニアリング、MES Technoserviceなどがあり、これらの会社はそれぞれの専門分野で技術力を活かし、顧客に高品質なサービスを提供しています。これにより、三井E&Sグループは、環境・エネルギー、海上物流・輸送、社会・産業インフラの各分野での競争力を高めています。