酒見食品工業株式会社

酒見食品工業株式会社は、福岡県久留米市に本社を置く米穀販売業者です。創業119年を迎え、主に九州のお米を中心に、全国各地の美味しいお米を取り扱っています。精米能力は日産70,000kg、月産1,750,000kg、年間精米量は約20,000tに達します。主な営業品目は、主食用米が全体の60％を占め、特定米穀（米菓用、酒造用、味噌用、焼酎用など）が40％を占めています。最新の精米技術を駆使し、異物混入を防ぐために4機の色彩選別機を設置し、HACCPに基づく品質管理を行っています。また、地域貢献としてふるさと納税商品の開発にも取り組んでいます。

酒見食品工業株式会社の経営理念は、「米の流通を通じて、日本の食文化と食の安全・安心を守ること」です。私たちは、食の「品質」を高い基準で維持しつつ、常に「探求」を通じて美味しさを追求し、「迅速」にお客様へ商品をお届けすることを信条としています。具体的な行動指針としては、まず「品質」を重視し、常に清潔で衛生的な環境を保ち、高品質な商品を提供します。次に「探求」として、品質向上を目指し、商品研究開発に努めます。そして「迅速」においては、顧客の要望に応えるため、作業効率の向上を図ります。これらの方針を基に、今後も100年企業を目指して日々努力を重ねていきます。

酒見食品工業株式会社は、1905年に創業者の酒見軍太が米穀卸業として「酒見軍太商店」を設立したことから始まります。1936年には酒見精麦有限会社に改名し、政府委託の精麦業を開始しました。1942年には食糧管理法が制定され、供出価格や数量が政府によって決定されるようになりました。1951年には精麦工場と倉庫を新設し、1955年にはパン粉工場を設立しましたが、1962年に火災により工場が全焼し、米穀卸業に専念することとなりました。1995年には食糧管理法が廃止され、1996年には新社長に酒見紀代高が就任しました。2005年には創業100周年を迎え、以降も低温倉庫の建設や精米工場の増設を行い、2015年には新たな精米工場を設立しました。現在も地域に根ざした企業として成長を続けています。

酒見食品工業株式会社は、九州を中心に全国各地の美味しいお米を取り扱っています。主な商品には、ひのひかり、森のくまさん、さがびより、夢つくし、阿蘇米などがあり、これらはそれぞれの地域の特性を活かしたブランド米です。また、無洗米や玄米など多様な商品も提供しています。精米技術においては、4機の色彩選別機を使用し、異物混入を防止することで安心・安全な精米を実現しています。さらに、HACCPに基づく品質管理を行い、製品のトレーサビリティを確保しています。地域貢献として、ふるさと納税商品の開発にも取り組んでおり、地元の特産品としても利用されています。

酒見食品工業株式会社は、福岡県久留米市に本社を構え、全国各地の生産者と連携しながら米の流通を行っています。主な関連会社には、九州穀物検査協会株式会社、株式会社アクアマン、リカー・シー株式会社があります。これらのグループ会社は、米の品質管理や流通において重要な役割を果たしています。また、当社はスーパー、中食、外食、各自治体、焼酎ブランド、味噌ブランドなど多岐にわたる取引先と連携し、年間取引量では九州穀物卸協同組合において2022年の年間取引量NO.1を達成しました。これにより、地域経済の発展にも寄与しています。