株式会社森光商店

森光商店は、1877年に創業した米穀問屋で、日本の主食であるお米に特化した事業を展開しています。お客様が求めるお米を調達するため、国内外の農家と契約し、地場産地米にもこだわっています。主な産地にはアメリカ、カナダ、インド、中国、ベトナムなどがあり、品質管理を徹底しています。特に、精米の状態は厳しい出荷検査を行い、食味や炊飯検査を実施しています。さらに、炊飯の指導も行い、より美味しくお米を楽しんでもらうためのサポートをしています。2019年には、鳥栖工場がISO認証を取得し、受注生産を基本とした精米ラインを導入しました。これにより、品種の切替時間はわずか3分で可能となり、少量多品種の生産が実現しています。お客様に安心して食べていただけるお米を提供するため、常に品質向上に努めています。

森光商店の経営理念は「調和のとれた企業を確立し社会に貢献する」ことです。この理念は、お客様に対してはより良い商品の安定供給を、社員には豊かで健康な生活を、取引先とは信頼に基づく共存共栄を、地域社会とは共働・共創による相互の発展を目指しています。これにより、経営の安定を確立し、積極的に社会に貢献することを意味します。また、行動指針として「三現主義」を掲げ、現場に行き、現物を見て、現実を確認することで事実確認と問題解決を行う姿勢を大切にしています。初代社長の森光時次郎が残した教え「人を泣かせるような商売をするな」を守り、感謝の気持ちを大切にする企業文化を継承しています。

森光商店は、1877年（明治10年）に福岡県浮羽郡川会村（現・久留米市）で創業されました。創業者は森光惣七で、米穀問屋としてスタートしました。1933年（昭和8年）には森光時次郎が家業を継承し、1939年（昭和14年）には合名会社森光商店を設立しました。1941年（昭和16年）には米穀統制令の影響で米穀業を休業し、木工業に転業しましたが、1950年（昭和25年）に農産物卸業務を再開し、日清製粉株式会社の特約店となりました。1951年（昭和26年）には本店をJR久留米駅前に移転し、1954年（昭和29年）には株式会社森光商店を設立しました。以降、様々な事業展開を行い、1984年（昭和59年）には本店・工場を鳥栖に新設移転しました。現在まで140年以上の歴史を持つ企業として、地域社会に貢献し続けています。

森光商店は、主に米穀事業を中心に多様な商品とサービスを提供しています。1877年の創業以来、日本の主食であるお米に特化し、国内外の農家と契約して厳選したお米を調達しています。特に、地場産地米にこだわり、消費者のニーズに応じたお米を提案しています。精米は受注生産を基本としており、2019年にはISO認証を取得した鳥栖工場で、品種の切替時間をわずか3分に短縮しました。また、食味や炊飯検査を行い、品質を厳しく管理しています。さらに、炊飯の指導や、必要に応じて第三者機関による検査も実施し、安全で美味しいお米を提供しています。その他にも、雑穀や大豆製品の加工、ペットフードの生産など、多岐にわたる商品展開を行っています。

森光商店は、佐賀県鳥栖市に本社を置き、米穀事業部、食料事業部、ペットライフ事業部などを展開しています。本店は商工団地内に位置し、広域物流センターや各事業所も設けています。具体的には、北部九州事業所、南九州事業所、岡山FDC、愛媛FDCなどがあり、全国的な物流体制を整えています。また、系列会社として株式会社高砂屋があり、豆菓子製造業を行っています。これにより、米穀事業だけでなく、食品やペット関連商品など多岐にわたる事業を展開し、地域社会に貢献しています。