ビオフェルミン製薬株式会社

ビオフェルミン製薬は、「乳酸菌のくすりでおなかの健康を守り、すべての人が健やかに暮らせる社会に貢献する」ことを経営理念としています。この理念は、創業以来のものであり、乳酸菌の研究を通じておなかの健康を支えることを目指しています。また、私たちは「安心・安全・やさしさ」を大切にし、赤ちゃんからお年寄りまで、すべての人に確かな品質の製品を提供することを心がけています。さらに、腸内フローラの研究を進め、未知の可能性を探求することで、乳酸菌の新たな価値を創造し続けることを目指しています。これにより、私たちはお客様のニーズに応え、健康で前向きな人生をサポートすることを目指しています。

ビオフェルミン製薬は、1917年2月に神戸市で設立されました。当初は株式会社神戸衛生実験所という名称で、資本金は10万円でした。1919年には社屋を移転し、1949年に商号をビオフェルミン製薬株式会社に変更しました。1950年代から1960年代にかけて、ビフィズス菌を配合した製品や新しい乳酸菌整腸薬を次々と発売し、1961年には大阪証券取引所に上場しました。1995年の阪神・淡路大震災では大きな被害を受けましたが、1996年には新しい本社と工場を建設しました。2017年には創立100周年を迎え、2021年には大正製薬の完全子会社となりました。現在も乳酸菌の研究を続け、健康を支える製品を提供しています。

ビオフェルミン製薬は、腸内環境を整えるための様々な製品を提供しています。主な商品には、便秘薬「ビオフェルミン便秘薬」、整腸薬「ビオフェルミンVC」、おなかのハリを改善する「ビオフェルミンぽっこり整腸チュアブル」などがあります。特に「ビオフェルミンVC」は、乳酸菌と3種のビタミンを配合しており、整腸効果が期待できます。また、2023年には生きて腸まで届く酪酸菌を含む「ビオフェルミン酪酸菌サプリ」を新発売しました。これらの製品は、乳幼児から高齢者まで、幅広いライフステージに対応しており、健康的な生活をサポートすることを目的としています。

ビオフェルミン製薬は、主に本社、神戸工場、神戸第二工場の3つの事業所を持っています。本社は神戸市西区井吹台東町に位置し、2023年4月1日現在、従業員数は217名（男性160名、女性57名）です。また、ビオフェルミン製薬は大正製薬株式会社の完全子会社であり、グループ会社としての連携を強化しています。大正製薬との関係により、製品の販売や開発において相互に協力し、より良い製品を市場に提供することを目指しています。これにより、乳酸菌を活用した健康製品の開発が進められています。