株式会社芝岡産業

株式会社芝岡産業は、1964年に創業した船舶艤装品メーカーです。主に、外航・内航商船のデッキ上に搭載される金属製品を製造しています。具体的には、フェアリーダーローラー、制鎖器、オイルタイトハッチなどの甲板搭載品や、ハッチカバー、ランプウェイなどの荷役装置を手がけています。顧客は日本全国の造船所で、石油タンカーやコンテナ船、自動車専用運搬船など多様な船舶に対応しています。また、ISO9001に基づく厳しい品質管理を行い、高品質な製品を提供しています。近年では、陸上用機器の製造も増加しており、2018年度には新多賀谷工場を新設し、国内向けの陸上製品の分野に進出しました。これにより、各種プラント向けの構造物なども製造しています。

株式会社芝岡産業の経営理念は、顧客満足（CS）、パートナー満足（PS）、従業員満足（ES）の3つのSを重視し、これらの向上に努めることです。具体的には、顧客からの信頼を誇りとし、製品の製造・供給を通じて顧客満足度を高めることを目指しています。また、創業の精神として「円満なる人格」「時代に即応したセンス」「卓越せるアイディア」を掲げています。社訓には「己を捨てよ」「反省を忘れな」「最後までねばれ」があり、社員一人ひとりがこれを実践することで、企業全体の成長を図っています。さらに、ISO9001に基づく品質管理を行い、高品質な製品を提供することを方針としています。これにより、社会と暮らしを支える「ものづくり」企業としての役割を果たしています。

株式会社芝岡産業は、1964年4月に芝岡正勝が個人営業として船舶艤装品を主力製品とする芝岡商店を創業しました。1968年には有限会社芝岡産業に改組し、資本金100万円で阿賀工場を新設しました。1976年には呉鉄工業団地協同組合に加入し、組合資本金3,000万円で正式に組合を発足させました。1980年には株式会社に改組し、1990年には資本金を3,300万円に増資しました。1994年からは中国との取引を開始し、1998年には多賀谷工場を竣工しました。2002年から2008年にかけて多賀谷工場の増築を行い、2018年には老朽化した阿賀工場を新多賀谷工場として移転しました。2020年には船舶大型化に対応するため、多賀谷工場の天井クレーンを更新しました。2022年には陸上向け製品の取引量増加に伴い、新多賀谷工場内に塗装用建屋を新設しました。

株式会社芝岡産業は、船舶艤装品を中心に多様な製品を提供しています。主な製品には、フェアリーダーローラー、制鎖器、オイルタイトハッチなどの甲板搭載品が含まれます。また、ハッチカバーやランプウェイなどの荷役装置も手がけています。これらの製品は、石油タンカー、コンテナ船、自動車専用運搬船など、様々な種類の外航・内航商船に搭載され、全国の造船所に納入されています。さらに、近年では陸上用機器の製造も増加しており、各種プラント向けの構造物なども手がけています。ISO9001に基づく厳しい品質管理を行い、高品質な製品を提供することを目指しています。これにより、顧客のニーズに応えるとともに、競争力のある価格で製品を提供しています。

株式会社芝岡産業は、主に3つの事業所を持っています。まず、本社・本社工場では、ハッチカバーやランプウェイなどの船舶艤装品を製造しています。次に、多賀谷工場では、係船関連金物や様々な艤装品の製造を行い、中国の協力工場で製作された製品の検査・手直しを担当しています。最後に、新多賀谷工場では、主に陸上向けの製品を製造し、各種プラント向けの構造物も手がけています。これらの工場は、船舶向け製品の製造を中心に、近年では陸上用機器の製造にも力を入れています。グループ会社としては、中国大連の現地パートナーと合弁会社を設立し、海外製造にも対応しています。これにより、国内外での製品供給体制を強化しています。