FCデザイン株式会社

FCデザイン株式会社は、エンジンおよびモーター動力計の製造販売を行っています。具体的には、エンジン電子制御システムや実験研究用コモンレールシステム、特注試験装置の開発・販売を手掛けています。創業は1998年、設立は2005年で、現在は5名の従業員が在籍しています。特にエンジン開発とその制御、計測機器の開発に強みを持ち、完全自社開発を行っています。今後はエンジン動力計とエンジン制御装置の開発に注力する方針です。また、モーターサイクル向け商品やエコラン向け商品も展開しており、特注機器の開発も承っています。これにより、顧客の多様なニーズに応える製品を提供しています。

FCデザイン株式会社の経営理念は、「モノ作りとはただ作るだけでなく、それを評価し、改良し、目標を達成する活動である」という考え方に基づいています。教育や研究の現場、個人の創造活動を支援するために、商品の開発を積極的に行っています。お客様の要望や社員の経験から生まれたアイディアを形にし、新たな商品を生み出すことを目指しています。また、モノ作りを楽しむことを重視し、開発の楽しさを提案することがFCデザインの活動の一環です。これにより、顧客のニーズに応える製品を提供し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。

FCデザイン株式会社は1998年に活動を開始し、2005年に法人化されました。初期の活動では、特注機器の開発やエコラン用インジェクションシステムの開発を行い、FC98号という車両がフィンランド大会で優勝しました。2001年には、FC98号がフランス大会で優勝し、スコットランド大会では3624km/Lの世界記録を樹立しました。2005年には、10PS型水冷渦電流動力計DA10-UWを開発し、研究・教材用燃料噴射エンジン動力計を発売しました。2006年には、馬木試験場を購入し、エコラン用新型インジェクションFi-Mデジタルを開発しました。以降も、様々な動力計や制御装置の開発を続け、特にスーパーマイレッジカーチャレンジ広島大会では、毎年新たな記録を更新しています。

FCデザイン株式会社は、エンジンおよびモーター動力計の製造販売を行っており、特にエコラン用の電子制御燃料噴射システム「FI-M」やシャシーダイナモ製品を提供しています。エコラン用製品は、競技向けに特化したECUや各種セットがあり、創業以来の主力商品です。また、動力計製品は10馬力から50馬力型まで多様なラインナップを揃え、様々な回転数やトルクに対応しています。さらに、計測・分析用の空燃比センサや、特注機器の開発も行っており、顧客のニーズに応じた製品を提供しています。これにより、エンジン開発や省燃費競技において高い技術力を発揮しています。

FCデザイン株式会社は、広島市東区馬木に本社を構えています。所在地は〒732-0031で、馬木試験場も同じ場所にあります。アクセスは、広島バスの深川線「惣野谷バス停留所」から徒歩1分の距離です。従業員数は5名で、技術者が4名、パートが1名在籍しています。グループ会社についての情報は特に記載されていませんが、FCデザインはエンジン制御や開発に伴う機器を独自に開発、生産、販売する専門メーカーとして活動しています。今後もエンジン動力計とエンジン制御装置の開発に注力し、顧客のニーズに応える製品を提供していく方針です。