株式会社コトブキ

株式会社コトブキは、1916年に創立され、公共施設やオープンスペースの快適な環境作りをテーマにした事業を展開しています。主な事業内容には、公共施設向けの家具事業、都市景観事業、遊具事業、サイン事業、屋外向け家具事業が含まれます。具体的には、ストリートファニチャーとしてベンチやくず入れ、車止め、シェルターなどの景観装備品を提供しています。また、遊具事業では、複合遊具や単体遊具、屋外フィットネス製品を開発・製造・販売しています。さらに、エクステリアサインとして屋外の案内標識類も手掛けています。従業員数は330名で、資本金は1億円です。コトブキは、地域コミュニティの形成や防災対策にも力を入れ、利用者目線に立った製品やサービスを提供しています。

株式会社コトブキは、「オープンスペースに次のあたりまえを作る」という理念のもと、公共空間の快適な環境作りに取り組んでいます。私たちのビジョンは、すべての人が分け隔てなく利用できるオープンスペースを提供し、人と人、そして人と街が豊かに交流できる場を創出することです。具体的には、子育て環境や高齢社会、地域コミュニティの形成といった現代の課題に対し、利用者目線での製品やサービスを提供し、地域の活性化を図ります。また、未来を見つめる百年企業として、モノづくりを通じて人々の幸せなシーンを創造し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。これにより、地域の防災力を高め、コミュニティの絆を強化することにも力を入れています。

株式会社コトブキは、1914年に東京の数寄屋橋で創業し、当初は敷物の販売を行っていました。1916年に法人化され、社名を「寿商店」としました。1925年には、東京帝国大学安田講堂に日本初の金属椅子を納入し、耐久性のある家具の製造を開始しました。1973年には、ストリートファニチャーショーを東京と大阪で開催し、社名を「株式会社コトブキ」に改称しました。1975年には沖縄国際海洋博覧会に参加し、シェルターやベンチを納入しました。1980年には、サイン規格製品「ベーシックコア」を発表し、屋外サインの定番商品としてロングセラーを続けています。2016年には創立100周年を迎え、地域コミュニティの形成や防災対策に力を入れた製品を展開しています。

株式会社コトブキは、公共空間に特化した多様な商品とサービスを提供しています。主な商品には、ストリートファニチャー、遊具、屋外サイン、健康器具、防災ファニチャーなどがあります。ストリートファニチャーには、ベンチ、テーブル、くず入れ、シェルターなどが含まれ、都市空間に調和したデザインが特徴です。遊具では、幼児向けの「チイコム」シリーズや、複合遊具「プレイポート ワンダーモーグルヒル」など、安全性を重視した製品を展開しています。また、抗菌・抗ウイルス加工を施した再生木材「k:skin」を使用した製品もあり、健康や安全に配慮した商品開発が行われています。さらに、地域コミュニティの防災力を高めるための防災ファニチャーも提供し、日常生活の中で防災意識を高める取り組みを行っています。

株式会社コトブキは、東京都港区浜松町に本社を置き、全国に複数の支店や営業所を展開しています。主な事業所には、北海道の札幌支店、福島県南会津郡の福島工場、そして株式会社コトラボなどがあります。コトラボは、地域の公園情報アプリ「PARKFUL」を開発し、地域活性化に寄与しています。また、コトブキグループには、株式会社パーク、株式会社KTS、コトブキランドスケープ台湾株式会社、株式会社パークフルなどの関連会社があり、公共空間の快適な環境作りに取り組んでいます。これらのグループ会社は、製品の開発から販売、メンテナンスまで幅広く対応し、地域社会のニーズに応えています。