コルコート株式会社

コルコート株式会社は、ケイ素化合物の合成及び静電気防止塗料の製造・加工・販売を行っています。主力製品には、エチルシリケートやメチルシリケートがあり、これらは重防食塗料や精密鋳造法のバインダー、シリコーンゴムの架橋剤など、様々な化学品の原料として使用されています。また、静電気防止剤「コルコート」は1951年に開発され、現在も改良が続けられています。さらに、透明CNT導電性コーティング剤や酸化チタン光触媒コーティング剤などの新製品も研究開発されています。コルコートは、顧客ニーズに応じた製品の提供を目指し、今後も品揃えを拡充していく予定です。

コルコート株式会社の経営理念は、失敗を恐れずに常に「新しい何か」を追求する「モノづくり」への誇りとこだわりです。未来の技術や社会の変化に対応し、私たちが気づかなかった多くの可能性を形にすることを目指しています。コルコートは、発明屋としての精神を持ち、未来に向けて新たな挑戦を続けることを誓っています。私たちのビジョンは、革新的な技術を通じて社会に貢献し、持続可能な成長を実現することです。これにより、顧客や社会から信頼される企業を目指し、常に進化し続ける姿勢を大切にしています。

コルコート株式会社は、1956年に日本コルコート化学株式会社として設立され、代表取締役に野口雪雄が就任しました。初めての製品である静電気防止剤「コルコート」の製造を開始し、1959年には創業者が科学技術庁長官賞を受賞しました。1962年にはエチルシリケートの製造を開始し、1963年には埼玉第一工場が完成しました。1974年には中小企業センターから優良中小企業として全国表彰を受け、1978年には技術研究所を開設しました。2002年にはISO9001認証を取得し、2011年にはタイに100%子会社を設立しました。2020年にはコルコートグループ株式会社を設立し、2023年にはオプトロニクス事業をナルックス株式会社に譲渡しました。これらの歴史を通じて、コルコートは常に革新を追求し続けています。

コルコート株式会社は、主に静電気防止剤や高機能性コーティング剤を製造・販売しています。主力製品であるエチルシリケートやメチルシリケートは、重防食塗料や精密鋳造法のバインダー、シリコーンゴムの架橋剤など、様々な化学品の原料として使用されています。また、静電気防止剤「コルコート」は、プラスチックフィルムや成形品の静電気防止に加え、透明性向上や表面保護などの機能を持っています。さらに、環境対応型の静電気防止剤や新規コーティング剤の開発にも力を入れており、顧客のニーズに応じた製品を提供しています。コルコートは、今後も研究開発を進め、より多様な商品ラインを展開していく予定です。

コルコート株式会社は、東京都大田区に本社を置き、埼玉県行田市に2つの工場（埼玉第一工場、埼玉第二工場）を有しています。埼玉第一工場では、エチルシリケートや静電気防止剤の製造を行い、埼玉第二工場では合成化学工場として稼働しています。また、コルコート技研株式会社は、ケミカル製品の研究開発を専門に行っており、埼玉第一工場内に位置しています。グループ会社としては、コルコートグループ株式会社があり、全体の管理業務を担っています。これらの拠点を通じて、コルコートは国内外での事業展開を進めています。