龍陽興産株式会社

龍陽興産株式会社は、主に鉱山事業と多角化事業を展開しています。鉱山事業では、石灰石の採掘・製造・販売を行い、年間採掘能力は2,500千トンに達します。採掘はベンチカット方式で行われ、発破作業を通じて毎日3,000～7,000トンの鉱石を起砕しています。また、土木工事の請負として、岩盤破砕工事や土壌改良工事も手掛けています。多角化事業では、セメントや生コンクリートなどの建設材料の製造・販売を行い、各種石灰石骨材や砕砂の製造販売も行っています。特に、マサモルタルという自然土舗装材は20年以上の実績があり、施工が簡単で耐久性に優れています。これらの事業を通じて、顧客のニーズに応える高品質な製品を提供しています。

龍陽興産株式会社の経営理念は、太平洋セメントグループの一員として、持続可能な地球の未来を拓き、社会の永続的発展に貢献するCSR経営を行うことです。この理念に基づき、経営方針としては、経営基盤や企業体質の強化、安定した操業の維持、企業価値の最大化を目指しています。また、地域社会とのコミュニケーションや調和を重視し、顧客の品質ニーズを達成し、顧客満足度の向上を図っています。さらに、コンプライアンスの推進や社会に通用する人材の育成、環境への配慮と調和も重要な方針として掲げています。これらの方針を通じて、持続可能な成長を目指しています。

龍陽興産株式会社の歴史は、1915年に小野田セメント製造株式会社の大嶺出張所が開設されたことに始まります。1916年には西山鉱区からの出鉱が開始され、1959年には石灰焼成用立窯が5基建設され、生石灰の製造が始まりました。1961年には重安鉱業所に改称され、1973年にはベンチカット採掘法に移行しました。1984年には龍陽興産株式会社が発足し、資本金は500万円でした。1991年には資本金を2,000万円に増資し、1998年には太平洋セメント株式会社が発足しました。2008年には重安鉱山の能力増強工事が実施され、2011年には東山に砕砂製造設備が完成しました。2015年には開山100周年を迎え、現在も地域社会に貢献する企業として成長を続けています。

龍陽興産株式会社は、主に石灰石の採掘・製造・販売を行っています。製品には、80mmから0mmまでの各種石灰石骨材や砕砂が含まれ、特に焼結粉や石灰切込砕石（20～0mm）も取り扱っています。また、マサモルタルという自然土舗装材の製造・販売も行っており、施工が簡単で耐久性に優れた製品として、多くの施工実績があります。マサモルタルは、20kgの袋で販売され、フレコン1tバックにも対応可能です。さらに、土壌改良材料や各種セメント・生コンクリートの販売も行っており、地域の建設業界に貢献しています。これらの製品は、顧客のニーズに応じた高品質なものを提供することを目指しています。

龍陽興産株式会社は、山口県美祢市に本社を置き、重安鉱山を中心に石灰石の採掘・製造・販売を行っています。グループ会社としては、太平洋セメント株式会社があり、同社は100%の株主です。従業員数は44名（2023年6月1日現在、嘱託含む）で、地域社会との連携を重視し、持続可能な事業運営を目指しています。事業所は、重安鉱山の他に、東山選鉱場も運営しており、ここでは石灰石の選別や製品化が行われています。これにより、顧客のニーズに応じた高品質な製品を提供しています。