安野産業株式会社

安野産業株式会社は、主に木材事業、資材事業、土木事業、商事事業、不動産事業を展開しています。木材事業部では、清流高津川の流域で育った自社山林から森林資源の伐採・生産・出荷を行い、パレットや梱包材、建築・土木資材を製造しています。月産の生産能力は原木1,000m³です。資材部では、益田、広島、福岡で建設資材の販売を行い、土木部は土木工事やセメントの販売を手掛けています。商事部では自動車部品やタイヤの販売を行い、不動産事業部では宅地や建物の売買、賃貸、管理を行っています。また、太陽光発電による売電事業も展開しており、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを行っています。

安野産業株式会社は、持続可能な社会の実現を目指し、森林資源を長期的に利用できるよう自然を大切にしながら次世代へと継承することを経営理念としています。具体的には、森林保全活性化、環境緑化、生活快適化の3つの柱を基に事業を展開しています。これにより、地域社会に貢献し、環境に配慮した事業運営を行うことを目指しています。また、企業としての責任を果たし、持続可能な発展を追求する姿勢を大切にしています。これらの方針は、企業の成長と地域社会の発展を両立させるための基盤となっています。

安野産業株式会社は、昭和3年1月に安野木材店として益田市高津町で開業しました。昭和32年12月には法人化し、安野産業株式会社として設立されました。昭和34年4月には商事部門を設置し、タイヤやセメントの販売を開始しました。昭和42年4月には、益田市高津町に工業用地18,750m²を取得し、工場を新設移転しました。その後、岡山、広島、福岡に営業所を開設し、事業を拡大しました。平成元年には大田営業所を開設し、平成12年には環境事業を開始しました。平成23年には本社を高津木工団地に新築移転し、平成26年には太陽光発電事業を開始しました。これらの歴史を通じて、安野産業は地域社会に貢献し続けています。

安野産業株式会社は、幅広い商品とサービスを提供しています。主な製品には、木材事業部で製造されるパレット、梱包材、建築・土木資材があり、樹種は杉と桧で、月産生産能力は原木1,100m³です。また、製紙用や燃料用のチップ、おが粉、樹皮なども取り扱っています。さらに、産業廃棄物の収集・運搬や処理も行っており、地域の環境保全に貢献しています。商事部門では、自動車部品やタイヤの販売を行い、土木部門では土木工事やセメントの販売を手掛けています。これらのサービスを通じて、地域社会のニーズに応えています。

安野産業株式会社は、島根県益田市に本社を置き、福岡県と広島県に支店を展開しています。営業所は益田市、浜田市、大田市にあり、地域に密着したサービスを提供しています。また、グループ会社として、中国コンクリート製品工業株式会社や建鉄工業株式会社、島根西いすゞモーター株式会社などがあり、これらの企業は生コンクリートや自動車関連の事業を展開しています。さらに、株式会社来夢や株式会社石見ウッドリサイクルなどもグループに属し、介護事業や環境事業を行っています。これにより、安野産業は多様な事業を通じて地域社会に貢献しています。