ローム・アポロ株式会社

ローム・アポロ株式会社は、世界中の様々な電子機器に使用される高品質な製品を生産しています。主な製品には、デジタルトランジスタ、MOSFET、バイポーラトランジスタなどがあり、これらはエレクトロニクス機器のダウンサイジングに対応した極小化ニーズにも応えています。ロームは自社開発の生産設備と一貫生産システムを駆使し、業界トップクラスの生産量を誇ります。これにより、AV機器やスイッチング電源、パワーコンディショナーなど、幅広い分野で信頼される製品を提供しています。また、独自のデバイス技術を活かし、高信頼性で超小型、低損失のダイオードも供給しています。ローム・アポロは、時代の変化に柔軟に対応し、社会のニーズに迅速に応えることを目指しています。

ローム・アポロ株式会社の経営理念は、「いかなる困難があろうとも、良い商品を国の内外へ永続かつ大量に供給し、文化の進歩向上に貢献すること」です。この理念のもと、社内一体となって品質保証活動を徹底し、適正な利潤を確保することを目指しています。また、世界をリードする商品を作るために、各部門の固有技術を高め、企業の発展を図ります。さらに、健全で安定した生活を確保し、豊かな人間性と知性を磨くことで社会に貢献することも重要視しています。ローム・アポロは、有能な人材を求め、育成し、企業の恒久的な繁栄の礎とする方針を掲げています。

ローム・アポロ株式会社は、1969年に資本金4,000万円でアポロ電子工業株式会社として設立されました。1970年には炭素皮膜固定抵抗器の生産を開始し、1979年にはトランジスタの生産を始めました。1981年にはローム福岡株式会社を設立し、1987年にはタイにローム・アポロ・エレクトロニクス・タイランドを設立しました。1994年にはISO9002の認証を取得し、1998年にはISO14001の認証を取得しました。2000年には社名をローム・アポロ株式会社に変更し、2004年にはTS16949の認証を取得しました。2011年にはローム・アポロデバイス株式会社とローム福岡株式会社を吸収合併し、2021年にはフレキシブルラインの量産を開始しました。これらの歴史を通じて、ローム・アポロは高品質な製品を提供し続けています。

ローム・アポロ株式会社は、トランジスタ、ダイオード、サーマルプリントヘッド、LSI、光センサなど、幅広い電子部品を提供しています。トランジスタは、デジタルトランジスタやMOSFET、バイポーラトランジスタを含む豊富なラインアップを持ち、世界トップクラスの生産量を誇ります。ダイオードは、高信頼性で超小型、低損失を実現した製品群を展開し、安定供給を支える生産体制を確立しています。また、サーマルプリントヘッドは、半導体技術や厚膜形成技術を駆使し、各種プリントデバイスに欠かせない製品として全世界に供給されています。さらに、光センサは周囲の光や温度をセンシングし、省エネや快適性の向上に貢献しています。これらの製品は、民生用から産業用まで幅広い分野で利用されています。

ローム・アポロ株式会社は、福岡県八女郡広川町に本社を置き、国内外に複数の事業所を展開しています。主な関連工場には、筑後工場、長浜工場、行橋工場があり、各工場ではトランジスタやダイオード、SiCパワーデバイスなどの製造を行っています。また、グループ会社としては、タイにあるROHM INTEGRATED SYSTEMS (THAILAND) CO., LTD.、フィリピンのROHM ELECTRONICS PHILIPPINES, INC.、中国のROHM ELECTRONICS DALIAN CO., LTD.などがあり、これらの会社はそれぞれICやセンサ、トランジスタなどの製品を生産しています。これにより、ローム・アポロはグローバルな生産体制を確立し、世界中の顧客に高品質な製品を提供しています。