日本カラー工業株式会社

日本カラー工業株式会社は、堺化学工業のグループ会社として、各種化学品の受託製造を行っています。主な製品には、無機および有機化学工業製品、樹脂安定剤、電子材料用化学製品などが含まれます。受託生産の工程は、湿式・乾式混合、湿式分散、反応、濾過、遠心分離、各種乾燥、連続焼成、粉砕、分級、詰替えなど多岐にわたります。特に、微粉砕や分散、混合、ろ過、乾燥などの技術に強みを持ち、顧客のニーズに応じた柔軟な対応が可能です。また、クリーンルームや各種乾燥機、焼成炉などの先進的な設備を備え、品質管理と納期遵守に努めています。これにより、顧客の新規開発を支援し、長期的な生産受託にも対応しています。

日本カラー工業株式会社の経営理念は、「事業活動を通じて、お客さまと社会の繁栄に貢献し、我々の幸福を実現する」ことです。お客様の視点に立ち、最大の満足を提供し、豊かな価値を創造することを目指しています。また、社員に夢と向上心を抱かせ、働いて良かったと思える会社作りを行うことも重要な方針です。行動指針としては、誠実に行動し、良き企業市民として社会に貢献することが求められています。さらに、従業員を個として尊重し、成長を促す環境を整え、円滑なコミュニケーションを通じてチームワークを発揮することを重視しています。環境保全にも力を入れ、法令遵守を徹底し、持続可能な事業活動を推進しています。

日本カラー工業株式会社は、1963年6月に大阪市東区道修町で設立され、当初の資本金は5,000,000円でした。1964年10月には堺市堺区新在家町に移転し、塩ビ安定剤の生産を開始しました。1964年11月には資本金を15,000,000円に増資し、1978年4月には塗料やインキの生産も始めました。1986年12月には現在の堺市西区築港新町に移転し、1988年9月には資本金を45,000,000円に増資しました。1990年11月には湿式ミル分散業務に進出し、2000年4月には触媒成型分野にも進出しました。2002年4月には本格的に受託事業に進出し、同年にISO 9001認証を取得しました。2009年10月にはISO 14001認証も取得し、2023年6月には会社設立60周年を迎えました。

日本カラー工業株式会社は、受託生産を中心に多様な商品とサービスを提供しています。主な製品には、触媒、電子材料用化学製品、塗料、インキ、化粧品などが含まれます。特に、微粉砕、分散、混合、ろ過、乾燥、焼成、粉砕、分級などの技術を駆使し、顧客のニーズに応じた製品を製造しています。主要設備としては、ビーズミル、スプレードライヤー、フィルタープレス、ローラーハースキルンなどがあり、これらを用いて高品質な製品を生産しています。また、クリーンルームを完備し、電子材料などの微細な異物を嫌う製品の生産にも対応しています。これにより、顧客の新規開発や長期的な生産受託に柔軟に応じることが可能です。

日本カラー工業株式会社は、堺化学工業株式会社のグループ会社として、堺市西区築港新町に本社を構えています。敷地面積は16,000㎡で、社員数は52名です。グループ会社には、堺化学工業株式会社、堺商事株式会社、カイゲンファーマ株式会社、大崎工業株式会社、レジノカラー工業株式会社、共同薬品株式会社、SC有機化学株式会社、株式会社片山製薬所、常磐化成株式会社などがあります。これらの企業は、化学工業製品や医薬品、電子材料などの製造・販売を行っており、堺化学グループ全体でのシナジーを活かした事業展開をしています。日本カラー工業は、受託生産を通じて、グループ全体の成長に寄与しています。