パイン株式会社

パイン株式会社は、キャンディ及び錠菓等の製造販売を行っています。主力商品である「パインアメ」は、長年にわたり多くの人々に愛され続けており、様々なフレーバーや形状のキャンディを展開しています。近年では、健康志向に応じた商品開発にも力を入れており、乳酸菌を含むキャンディや、スポーツ向けの塩分補給キャンディなども販売しています。また、パイン株式会社は、OEM（相手先ブランド名製造）にも対応しており、法人向けのオリジナル商品を提供しています。これにより、顧客のニーズに応じた多様な商品ラインナップを実現しています。さらに、滋賀工場を中心に生産体制を整え、品質管理や安全衛生にも注力しています。

パイン株式会社の経営理念は、「付加価値の高いものづくり」を通じて「美味しさ・夢そして安心」の「食の提案」を実行し、「食育を推進する」ことです。お客様の食生活に喜びと満足をお届けすることを企業の使命とし、常にお客様のニーズに応える商品開発を行っています。また、社訓として「お客様との共生」を掲げ、近江商人の「三方よし：売手よし、買手よし、世間によし」を重視しています。企業活動はお客様の喜びを目指し、社会に貢献することが重要であり、信頼される企業を目指しています。行動指針としては、「幸せの循環」を創る責任を果たし、日常の五心（素直な心、反省の心、謙譲の心、奉仕の心、感謝の心）を大切にしています。これにより、社員の教育や成長を促進し、企業全体の発展を目指しています。

パイン株式会社は、1951年（昭和26年）に株式会社業平製菓として設立されました。1956年には社名をパイン製菓株式会社に変更し、1958年には資本金を800万円に増資しました。1963年には資本金を2,800万円に増資し、滋賀県に工場を設立しました。1981年にはパイン株式会社に社名変更し、1984年には「パインアメ」が全国菓子大博覧会で名誉総裁賞を受賞しました。2001年には設立50周年を迎え、社史『パインアメ物語』を出版しました。近年では、2021年に設立70周年を記念して社史『70周年、次世代をめざして』を出版し、2023年には「プレスリリースアワード2023」でヒューマン賞を受賞しました。これらの歴史を通じて、パイン株式会社は常に品質向上と新商品の開発に努めてきました。

パイン株式会社は、主に滋賀県草津市に位置する滋賀工場を中心に、東京支店、愛知県の中部営業所、福岡営業所を展開しています。滋賀工場は、キャンディや錠菓の製造を行い、最新の生産管理システムを導入して品質向上に努めています。また、東京支店は関東地域の営業を担当し、中部営業所は中部地方、福岡営業所は九州地方の顧客にサービスを提供しています。さらに、関連会社としてビンズ株式会社があり、こちらは「ビンズコーヒー」の販売を行っています。これらの事業所とグループ会社を通じて、パイン株式会社は全国的な販売網を構築し、顧客のニーズに応えています。