KCC商事株式会社

株式会社KCCは、主にリネンサプライ業務を行っており、貸しおしぼりを中心とした製品を提供しています。具体的には、綿100%の不織布、レーヨン不織布、パルプ不織布のおしぼりを取り扱い、外食産業向けの資材全般も供給しています。おしぼりは日本の「おもてなし」の文化を象徴するものであり、KCCはその精神を大切にしながら、心を込めた製品を創造し続けています。さらに、KCCは大阪市内を中心に、奈良県、京都府、和歌山県、兵庫県など広範囲にわたる自社配送を行っており、全国的な委託配送も実施しています。これにより、顧客の多様なニーズに応える体制を整えています。

株式会社KCCの経営理念は「HEARTFUL HOSPITALITY ～こころからのおもてなしを～」です。この理念は、日本の精神文化である「おもてなし」を形にした「おしぼり」を、まごころを込めて創造し提供することを目指しています。KCCは、1本のおしぼりを通じて得られるご縁に感謝し、社会に貢献する企業であり続けることを誓っています。また、日常の心得として「素直な心」「感謝の心」「反省の心」「謙虚な心」「奉仕の心」を大切にし、社員一人ひとりがこれらの価値観を持って行動することを重視しています。これにより、KCCは顧客に愛される企業を目指し、常に改善と成長を追求しています。

株式会社KCCは、1965年に大阪市平野区流町で神野幹雄によって貸しおしぼり業を創業しました。1967年には株式会社大阪サービスを設立し、資本金1,000万円で事業を拡大。1969年には大阪市平野区に本社及び工場を建設しました。1976年にはKCCビル及び工場を新たに建設し、株式会社ケーシーシーを分離設立しました。1980年にはKCC内に紙おしぼり工場を整備し、1994年には新社屋を完成させました。1995年には阪神・淡路大震災で芦屋工場が半壊しましたが、1997年には最新の自動洗濯機及び自動ラインを導入し、2010年には株式会社大阪サービスと合併しました。現在もKCCは、業界のリーダーとして成長を続けています。

株式会社KCCは、清潔で安心・安全なおしぼりを中心に、飲食店の活動をサポートする多様な商品を提供しています。主な商品には、布おしぼりや紙おしぼりがあり、これらは日本の「おもてなし」の心を形にしたものです。また、ホール・店内用品として箸や紙エプロン、ストローなどの消耗品を取り揃えています。さらに、業務用のキッチンペーパー、ラップ、ホイルなどの厨房用品、衛生・トイレタリー商品、業務用洗剤や固形燃料も提供しています。お持ち帰り用品としては、フードパックやスプーン、手提げ袋なども取り扱っており、飲食業界のニーズに応える幅広い商品ラインを展開しています。

株式会社KCCは、大阪市平野区に本社を構え、平野工場と淀川工場を運営しています。自社配送範囲は大阪市内を中心に、大阪府下、奈良県、京都府、和歌山県、兵庫県に及び、全国への委託配送も行っています。関連会社にはKCC商事株式会社と平野シティー開発株式会社があり、外食産業やサービス業において約12,000軒の顧客を持っています。KCCは、一般社団法人大阪外食産業協会や日本フードサービス協会などの団体に加盟し、業界の発展に寄与しています。