平岡工業株式会社

平岡工業株式会社は、1937年に創業し、広島県広島市に本社を置く製造業です。主に自動車用および産業用の金型製造を行っており、精密部品加工や自社ブランドの工作機械の製造・販売も手掛けています。2012年にはタイに現地法人を設立し、グローバルな展開を進めています。最近では、広島FM社とのコラボレーションによる「H-Junk Factoryものづくりラジオ」や、金属加工技術を活かしたアウトドアガレージブランドの立ち上げなど、新たな事業にも挑戦しています。平岡工業は、技術やノウハウを多様な分野に展開し、「ものづくり」の力で社会に貢献することを目指しています。特に、高精度な金型製作や部品加工においては、全国的にも少ない技術を有し、顧客からの信頼を得ています。

平岡工業株式会社の経営理念は、「ものづくりに関わるすべての人たちと共に、豊かで笑顔あふれる社会を創造すること」です。この理念のもと、同社は公正公平な企業活動を通じて社会・経済の発展に貢献し、情熱と愛情を注いだ魅力的な商品やサービスを世界中に提供し続けることを目指しています。また、パートナーとの信頼関係を基に研究と創造に努め、共存共栄を目指しています。さらに、自らの成長とチームワークを活かし、より良い企業風土を創造し、企業活動を通じて豊かな地球環境づくりにも取り組んでいます。平岡工業は、全国的にも少ない技術やノウハウを持つ製造業として、「平岡工業じゃないとだめ」と言われる企業を目指しています。

平岡工業株式会社は、1937年4月に平岡浅次郎によって広島市で創業されました。1945年8月には原子爆弾の影響で全焼し、一時休業を余儀なくされましたが、1948年7月に平岡喜三男が代表となり再建を果たしました。1955年には金型製造部を新設し、1960年には有限会社に改組。1965年にはBSタイプ切断折曲機の開発に成功し、機械メーカーとしての道を歩み始めました。1973年には吉田工場を建設し、自動車部品の金具製造を開始。1985年に平岡工業株式会社に改組し、1990年には第二工場を増築しました。2005年には新本社工場用地を取得し、2006年に新本社工場が完成しました。2012年にはタイに現地法人を設立し、国際展開を進めています。近年では、アウトドアブランドの立ち上げやラジオ番組の開始など、新たな挑戦を続けています。

平岡工業株式会社は、自社ブランド「HIRAX」を通じて、主に抗ウイルス・抗菌機能を持つフェイスシールドを提供しています。特に「HIRAX AIR shield」は、UVカット99%と高透明度を誇り、反射防止機能も備えています。この製品は、2020年にクラウドファンディングで目標金額の1000%を達成し、多くの支持を受けました。また、2021年にはグッドデザイン賞を受賞し、デザイン性と機能性の両立が評価されています。さらに、平岡工業はデニムメーカー「カイハラ」と共同開発したデニムエプロンも販売しており、クラウドファンディングで目標金額を超える成功を収めています。これらの製品は、医療機関や一般消費者に向けて販売されており、特に新型コロナウイルス対策として注目されています。

平岡工業株式会社は、広島県広島市に本社を構え、2012年にはタイに現地法人「HIRAOKA(THAILAND)CO.LTD.」を設立し、国際的な展開を進めています。国内では、広島市内に複数の工場を持ち、自動車部品金型製造や精密部品加工を行っています。また、アウトドアブランド「asobient」を立ち上げ、広島東洋カープとのコラボレーション商品を展開するなど、地域密着型の事業運営を行っています。平岡工業は、技術力を活かし、様々な分野での製品開発やサービス提供を行い、地域経済の発展にも寄与しています。グループ会社としては、デニムメーカー「カイハラ」との提携や、俳優・タレントの「さいねい龍二」との共同開発プロジェクトも進行中です。