株式会社昭和サイエンス

株式会社昭和サイエンスは、振動や音を制御する専門企業です。主な製品には、除振台、防振台、空気ばね、防音ボックスなどがあります。特に、パッシブ除振台やアクティブ除振台は、精密機器の振動を抑えるために使用され、様々な業界で需要があります。2023年3月期の年商は2,736百万円で、従業員数は64人です。また、同社は光学実験装置や各種防振ゴム、制振材、吸音材の製造・販売も行っています。主な納入先には、国立研究機関や大学が含まれ、信頼性の高い製品を提供しています。昭和サイエンスは、振動測定や解析、除振コンサルタントサービスも提供し、顧客のニーズに応えています。

株式会社昭和サイエンスは、「振動と音の制御を通じて、社会に貢献する」という理念を掲げています。顧客のニーズに応えるため、常に技術革新を追求し、高品質な製品を提供することを目指しています。また、持続可能な社会の実現に向けて、環境への配慮を忘れず、エコロジーな製品開発にも取り組んでいます。具体的には、振動測定や解析、除振コンサルタントサービスを通じて、顧客の生産性向上に寄与することを方針としています。これにより、信頼されるパートナーとしての地位を確立し、業界内での競争力を高めることを目指しています。

株式会社昭和サイエンスは、1936年に昭和電線電纜株式会社として創設されました。1947年には防振ゴムの製造販売を開始し、1950年には日本放送協会向けに大量の防振ゴム台を納入しました。1974年に株式会社昭和サイエンスとして法人化され、除振台と光学機器部品の販売を目的としました。1972年には世界初の超高圧電子顕微鏡用除振台を納入し、1986年には国産初のアクティブ除振台を納入しました。2001年には高性能アクティブ除振台の開発に着手し、2009年には精密除振台サーボデスク「ID」を発表しました。2021年には昭和電線ケーブルシステム株式会社の制振・制音事業を統合し、現在に至ります。

株式会社昭和サイエンスは、振動や音を制御するための多様な製品を提供しています。主な商品には、除振台、防振台、空気ばね、防音ボックスがあります。特に、アクティブ除振ユニットやパッシブ除振台は、精密機器の振動を抑えるために広く使用されています。また、卓上型除振台「ST-Xシリーズ」や「SATシリーズ」は、メンテナンス不要で高性能な防振機構を備えています。さらに、顧客のニーズに応じたカスタマイズも可能で、自動XYステージと組み合わせたゲートシステムも提供しています。これらの製品は、研究機関や大学、企業に納入されており、信頼性の高いソリューションを提供しています。

株式会社昭和サイエンスは、神奈川県川崎市に本社を構えています。具体的な住所は、〒210-0024 神奈川県川崎市川崎区日進町1-14 JMFビル川崎01です。また、大阪営業所もあり、こちらは〒550-0013 大阪府大阪市西区新町1-6-22 新町新興産ビルに位置しています。昭和サイエンスはSWCCグループの一員であり、通信ケーブルシステムや電線線材、免制震製品を取り扱う総合メーカーとしての役割を果たしています。さらに、中央精機株式会社と提携し、精密ステージユニットやオートフォーカスシステムなどの光学機器関連製品の取り扱いも行っています。