株式会社アズ企画設計

株式会社アズ企画設計は、不動産業界に属し、主に不動産販売、賃貸、管理を行っています。2023年3月1日から2024年2月29日までの事業年度において、売上高は11,506,543千円で、そのうち不動産販売事業が10,639,823千円を占め、全体の92.5%を占めています。主な経営指標として、販売用不動産取得費は7,199,021千円、賃貸事業の売上原価は400,146千円、管理事業の売上原価は117,688千円です。従業員数は-で、経営方針としては、柔軟な人材活用を重視し、特に女性や外国人の採用を進めています。また、経済動向や不動産市況の変化に敏感であり、これらが業績に影響を与える可能性があることを認識しています。

株式会社アズ企画設計の主要な経営指標は、2024年2月期において以下の通りです。売上高は11,506,543千円、経常利益は454,386千円、親会社株主に帰属する当期純利益は620,059千円です。総資産は9,931,897千円、純資産は2,495,050千円で、自己資本比率は25.12%となっています。1株当たり純資産額は2,084.75円、1株当たり当期純利益は567.37円です。営業活動によるキャッシュ・フローは-214,512千円、投資活動によるキャッシュ・フローは-564,585千円、財務活動によるキャッシュ・フローは713,351千円です。従業員数は55人です。これらの指標は、企業の財務健全性や収益性を示す重要なデータです。

株式会社アズ企画設計は、不動産業界において「不動産販売事業」、「不動産賃貸事業」、「不動産管理事業」の3つの主要な事業を展開しています。販売事業では、中古不動産を取得し、リーシングやリノベーションを通じて収益改善を図り、不動産投資家に販売しています。賃貸事業では、高収益が見込める中古不動産を借り上げ、施設利用者に転貸し、賃貸物件の稼働率向上を目指しています。また、空間再生領域では、長期不稼働の建物や遊休地を有効活用し、賃貸ニーズに合った物件に再生しています。管理事業では、顧客の不動産管理や入居者管理を行い、安定した収益を確保しています。これらの事業を通じて、地域の活性化を目指しています。

株式会社アズ企画設計は、1989年4月に東京都渋谷区でマグナ通商株式会社として設立されました。1993年5月に商号を株式会社アズ企画設計に変更し、不動産の売買、賃貸、管理を事業目的に加えました。同年9月には宅地建物取引業免許を取得し、不動産賃貸事業と管理事業を開始しました。1995年4月に本店を埼玉県川口市東川口に移転し、2002年2月には戸塚東に再移転しました。2003年8月には一般建設業免許を取得し、建築受託営業を開始。2004年3月から不動産販売事業を開始し、2014年11月にはビジネスホテルの運営を開始しました。2018年3月には東京証券取引所JASDAQ市場に上場し、2020年3月には東京支社を本社に変更しました。

株式会社アズ企画設計の財務情報は、2024年2月29日現在の連結会計年度に基づいています。総資産は9,931,897千円、負債は7,436,847千円、純資産は2,495,050千円です。自己資本比率は25.1%で、流動資産は9,276,601千円、主な内訳は現金及び預金3,906,537千円、販売用不動産4,513,677千円です。固定資産は655,295千円で、主に建物470,734千円、投資有価証券30,145千円が含まれています。営業活動によるキャッシュ・フローは-214,512千円、投資活動によるキャッシュ・フローは-564,585千円、財務活動によるキャッシュ・フローは713,351千円です。現金及び現金同等物の期末残高は2,972,579千円です。これらの情報は、企業の財務健全性を示す重要な指標です。

株式会社アズ企画設計は、「空室のない元気な街を創る」という経営理念のもと、不動産販売事業、不動産賃貸事業、及び不動産管理事業を展開しています。最大の強みは空室改善力であり、収益力の落ちた不動産を再生し、不動産投資家に販売するビジネスを深化させることを目指しています。また、営業活動の強化とITを活用した管理業務の効率化により、安定した収益源を確保し、空室や遊休地に対する多様なソリューションを提供することにも注力しています。経営環境は金融緩和の影響で堅調に推移しており、今後も優良な収益不動産の選定を続ける方針です。人材の確保と育成も重要視しており、優秀な人材の採用と育成を進めています。

株式会社アズ企画設計は、リスク管理を「リスク管理規程」に基づいて行っています。具体的には、代表取締役を委員長とする「リスク・コンプライアンス管理委員会」を設置し、3ヶ月ごとにリスクの認識・評価、対応策の検討を行っています。この委員会には取締役全員が参加し、常時監督を受ける体制を整えています。市場リスクや流動性リスクの管理も行い、特に変動金利の借入金に対しては金利スワップ取引を利用してリスクをヘッジしています。また、内部通報制度を設けており、不祥事の早期発見と是正を目指しています。これにより、事業活動に伴うリスクを最小限に抑えることを目指しています。

株式会社アズ企画設計の2024年2月期の経営成績は、売上高が11,506,543千円となり、主に不動産販売事業が10,639,823千円を占めています。不動産賃貸事業は629,674千円、不動産管理事業は237,045千円の売上を記録しました。売上原価は9,884,430千円で、売上総利益は1,622,113千円、売上総利益率は14.1%です。営業利益は663,957千円、営業利益率は5.8%となりました。経常利益は454,386千円で、経常利益率は3.9%です。親会社株主に帰属する当期純利益は620,059千円で、1株当たりの当期純利益は567.37円です。これらの数値は、当社の成長と収益性を示す重要な指標です。

株式会社アズ企画設計の財政状態は、2024年2月29日現在で総資産が9,931,897千円、負債が7,436,847千円、純資産が2,495,050千円となっています。自己資本比率は25.1%です。流動資産は9,276,601千円で、主な内訳は現金及び預金が3,906,537千円、販売用不動産が4,513,677千円、仕掛販売用不動産が760,424千円です。固定資産は655,295千円で、内訳は建物が470,734千円、投資有価証券が30,145千円です。流動負債は4,432,978千円で、短期借入金が2,875,600千円、1年内返済予定の長期借入金が959,500千円を含みます。固定負債は3,003,868千円で、長期借入金が2,611,061千円、社債が258,000千円です。これらの情報は、企業の財政的な健全性を示す重要な指標です。

株式会社アズ企画設計の2024年2月期におけるキャッシュ・フローの状況は以下の通りです。営業活動によるキャッシュ・フローは-214,512千円で、主な要因は税金等調整前当期純利益906,968千円を計上した一方で、棚卸資産の増加727,796千円や固定資産売却益452,725千円が影響しています。投資活動によるキャッシュ・フローは-564,585千円で、定期預金の預入による支出416,800千円や敷金の差入による支出68,445千円が主な要因です。財務活動によるキャッシュ・フローは713,351千円で、新株予約権の行使による収入398,664千円、長期借入れによる収入4,290,000千円が含まれています。期末の現金及び現金同等物は2,972,579千円です。これらの情報は、企業の資金の流動性や運営状況を示す重要な指標です。

株式会社アズ企画設計は、「空室のない元気な街を創る」という企業理念のもと、不動産ビジネスを展開しています。特に不動産販売事業では、リフォームやリノベーションを通じて中古不動産の寿命を延ばし、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。2021年11月には「サステナビリティ基本方針」を策定し、ガバナンス体制を整備しています。重要な課題の特定や進捗管理は管理部門で行い、取締役会に報告されます。また、リノベーション提案力や物件選定力の向上を図り、顧客から信頼される不動産管理を目指しています。多様な人材が活躍できる環境づくりや、健康促進にも配慮した取り組みを進めています。

株式会社アズ企画設計が認識している主な事業リスクは以下の通りです。まず、経済動向や不動産市況の変化により、景気や地価、空室率が影響を受けやすく、これが業績に影響を及ぼす可能性があります。また、資金調達においては、有利子負債比率が274.54%に達しており、市場金利の上昇が財務状況に影響を与えるリスクがあります。さらに、マスターリース契約に基づく賃貸事業では、テナントの退去や賃料減額が発生した場合、賃貸利益が減少する可能性があります。契約不適合責任もリスク要因であり、販売した物件が契約内容に適合しない場合、損害賠償等の責任が生じる可能性があります。これらのリスクに対して、当社はリスク低減策を講じていますが、依然として業績に影響を及ぼす可能性があることを認識しています。

株式会社アズ企画設計の2024年2月期における経営成績は、売上高が11,506,543千円であり、不動産販売事業が10,639,823千円を占めています。経営環境は新型コロナウイルスの影響から回復しつつありますが、ウクライナ情勢や物価高の影響も受けています。財政状態は、総資産が9,931,897千円、負債が7,436,847千円、純資産が2,495,050千円で、自己資本比率は25.1%です。キャッシュ・フローの状況では、営業活動によるキャッシュ・フローが-214,512千円、投資活動によるキャッシュ・フローが-564,585千円、財務活動によるキャッシュ・フローが713,351千円となり、期末の現金及び現金同等物は2,972,579千円です。これらの要素を総合的に分析し、今後の成長戦略を策定しています。

株式会社アズ企画設計の資本の財源及び資金の流動性について、主な資金需要は運転資金、販売用不動産購入資金、設備資金です。運転資金は原則として手許資金で賄い、金融機関からの提案があれば調達を行い、流動性を高めています。販売用不動産購入資金は主に金融機関からの借入れで調達し、物件ごとの販売計画に基づいて長期または短期の借入金を利用しています。2024年2月末時点で、複数の金融機関との間で合計2,450,000千円の当座貸越契約及びコミットメントライン契約を締結しており、借入実行残高は1,578,000千円、未実行残高は872,000千円です。設備資金は、案件ごとに手持ち資金で賄えるかを検討し、不足が生じる場合は長期借入金で調達しています。

株式会社アズ企画設計の経営成績に重要な影響を与える要因は、主に経済動向や不動産市況の変化、資金調達の状況、及び競争環境に関連しています。特に、経済情勢の悪化や不動産市場の変動は、販売計画に影響を及ぼし、売上高や利益に直接的な影響を与える可能性があります。また、資金調達においては、金融機関からの融資条件や金利の変動が影響し、資金繰りのリスクを高める要因となります。競争環境では、大手デベロッパーとの価格競争が激化しており、新規参入者の増加も懸念されています。これらの要因に対して、当社はリスク管理を強化し、安定した収益を確保するための戦略を推進しています。

株式会社アズ企画設計の経営者は、現在の事業環境における課題を認識し、今後の方針を明確にしています。不動産販売事業では、付加価値を生み出す開発力の向上が重要であり、ノウハウの蓄積や人材育成を進める方針です。また、資金調達手段の多様化を図り、財務基盤の強化を目指しています。不動産賃貸事業においては、中古物件のリニューアルによる高収益化を継続的に追求し、企画力やデザイン力を強化することが求められています。さらに、空間再生領域では、リノベーション提案力を高め、他物件との差別化を図る必要があります。経営者は、これらの課題に対処するため、社内の管理能力向上や協力会社との連携を強化し、持続可能な成長を目指しています。

株式会社アズ企画設計において、経営上の重要な契約等は特に該当事項がありません。これにより、特定の契約が経営成績や財政状態に大きな影響を与えることはないと認識されています。企業は、リスク管理を徹底し、契約に関するリスクを可能な限り低減するための取り組みを行っています。具体的には、販売用不動産の契約前にリスクとなり得る事項を洗い出し、契約書に明記することでリスクを軽減しています。また、マスターリース契約や委託先への依存に関しても、適切な管理を行い、業務の安定性を確保しています。

株式会社アズ企画設計の研究開発活動は、主に不動産販売事業における付加価値の向上を目指しています。具体的には、物件のリノベーションやコンバージョンを通じて、中古不動産の寿命を延ばし、収益力を高めることが課題です。特に、難易度の高いバリューアップを実現するために、ノウハウの蓄積や人材育成、組織力の強化を進めています。また、賃貸事業においては、リニューアルによる高収益化を図るため、企画力やデザイン力を強化し、バリューアップできる物件の選定や手法の拡大を目指しています。これらの取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。

株式会社アズ企画設計の設備の状況について、2024年2月29日現在の情報は以下の通りです。当事業年度においては、事業拡大を目的として新東京本社の新規開設等により61,484千円の設備投資を行いました。セグメントごとの投資額は、不動産賃貸事業で408千円、全社（共通）で61,075千円となっています。主要な設備の状況として、東京本社のオフィス設備の帳簿価額は56,905千円、本店のオフィス設備は5,283千円、アズ南三陸オフィスのオフィス設備は106,894千円、旭桜寮の学生寮は319,424千円です。設備の新設や除却等の計画については、特に重要な事項はありません。これらの設備は、企業の業務運営において重要な役割を果たしています。

株式会社アズ企画設計の株式の状況について、2024年2月29日現在の情報は以下の通りです。発行済株式総数は1,197,000株で、資本金は372,519千円、資本準備金は531,239千円、利益剰余金は1,591,786千円です。大株主の状況として、松本俊人氏が430千株（35.93%）、株式会社ヒトプランが200千株（16.71%）を保有しています。自己株式は189株で、個人その他の株主数は3,333人です。新株予約権の行使により、当期中に235,000株の新株が発行され、資本が増加しました。これにより、株主資本の安定性が向上し、企業の成長を支える基盤が強化されています。

株式会社アズ企画設計は、持続的な成長と企業価値の向上を株主共通の利益と考え、継続的かつ安定的な配当を実施する方針を採っています。配当は業績に基づき機動的に検討され、剰余金の配当は年2回（中間配当及び期末配当）を基本としています。2024年4月12日の取締役会決議により、1株当たり20円の配当を実施することが決定され、配当金の総額は23,936千円となります。内部留保資金は、今後の経営環境の変化に対応するため、事業の発展や経営基盤の強化に活用される予定です。このように、株主への利益還元と企業の成長投資のバランスを重視しています。

株式会社アズ企画設計は、コーポレート・ガバナンスの基本方針として、株主、顧客、取引先、従業員等の利害関係者に対して経営責任と説明責任を果たし、企業価値の最大化を図ることを掲げています。監査等委員会設置会社の形態を採用し、取締役会は取締役5名と監査等委員4名（社外取締役4名）で構成されています。取締役会は毎月1回開催され、経営の意思決定や業務執行状況の監督を行っています。また、適切な情報開示を行い、透明性の高い経営を実現するための組織体制を整備しています。監査法人による監査も実施され、内部統制の評価や監査報告が行われています。これにより、企業の健全性と透明性を確保し、持続可能な成長を目指しています。

株式会社アズ企画設計の役員の状況について、2024年2月29日現在、取締役会は取締役5名と監査等委員4名（全て社外取締役）で構成されています。取締役会は毎月1回開催され、経営の意思決定や業務執行の監督を行っています。取締役の任期は2024年5月30日開催の定時株主総会の終結時から2025年2月期に係る定時株主総会の終結時までで、監査等委員の任期は2024年5月30日から2026年2月期に係る定時株主総会の終結時までです。社外取締役は、業務執行者ではなく、経営の監督及び助言を行う立場であり、独立した視点から企業の健全性を確保する役割を果たしています。取締役会の活動は透明性が高く、社外取締役との連携を重視しています。

株式会社アズ企画設計の監査の状況について、監査等委員会は常勤監査等委員1名及び非常勤監査等委員3名の計4名で構成され、毎月1回の定期開催に加え、必要に応じて会議を行っています。監査等委員会では、監査方針や監査計画の策定、会計監査人の評価・再任の決定、監査報告書の作成などが主な検討事項です。また、内部監査は代表取締役社長が直轄する独立した組織として内部監査室を設置し、業務の法令及び社内規程の遵守状況を監査しています。会計監査はRSM清和監査法人が担当し、監査業務には公認会計士3名とその他10名が関与しています。監査法人は、財務諸表が一般に公正妥当と認められる基準に準拠していると認めています。

株式会社アズ企画設計の役員の報酬等について、2024年2月期の役員報酬は98,025千円で、前年度の82,650千円から増加しています。役員報酬の決定方針は、企業理念を実践する優秀な人材を確保するため、各取締役の機能・役割に応じた報酬体系を採用し、経営環境や業績を反映させることを基本としています。報酬は毎月の金銭報酬として支給され、個々の職責や貢献度、会社の業績等を総合的に勘案して決定されます。取締役の報酬限度額は年額300百万円以内と定められており、監査等委員である取締役については年額50百万円以内とされています。業績連動報酬は導入されていませんが、役員報酬のあり方については引き続き検討が進められています。

株式会社アズ企画設計の株式の保有状況について、2024年2月29日現在の情報は以下の通りです。発行済株式総数は1,197,000株で、自己株式は189株を保有しています。大株主の状況として、松本俊人氏が430千株（35.93%）、株式会社ヒトプランが200千株（16.71%）を保有しています。その他の主要株主には、脇田栄一氏が55千株（4.60%）、清田貴臣氏が18千株（1.55%）などが含まれます。株主数は3,333人で、個人株主が大半を占めています。自己株式は、個人その他の株主に含まれ、単元未満株式の状況には89株が含まれています。これにより、株主構成は多様性を持ち、企業の安定性を支えています。

株式会社アズ企画設計の経理の状況について、2024年2月29日現在の連結財務諸表は、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書から構成されています。総資産は9,931,897千円、負債は7,436,847千円、純資産は2,495,050千円で、自己資本比率は25.1%です。売上高は11,506,543千円で、売上原価は9,884,430千円、売上総利益は1,622,113千円、営業利益は663,957千円となっています。キャッシュ・フローの状況では、営業活動によるキャッシュ・フローが-214,512千円、投資活動によるキャッシュ・フローが-564,585千円、財務活動によるキャッシュ・フローが713,351千円で、期末の現金及び現金同等物は2,972,579千円です。これらの情報は、企業の経理状況を示す重要な指標です。

株式会社アズ企画設計の連結財務諸表は、2024年2月29日現在の情報に基づいています。連結貸借対照表では、総資産が9,931,897千円、負債が7,436,847千円、純資産が2,495,050千円で、自己資本比率は25.1%です。流動資産は9,276,601千円で、主な内訳は現金及び預金が3,906,537千円、販売用不動産が4,513,677千円です。固定資産は655,295千円で、主に建物が470,734千円です。連結損益計算書では、売上高が11,506,543千円、営業利益が663,957千円、親会社株主に帰属する当期純利益は620,059千円です。連結キャッシュ・フロー計算書では、営業活動によるキャッシュ・フローが-214,512千円、投資活動によるキャッシュ・フローが-564,585千円、財務活動によるキャッシュ・フローが713,351千円となっています。これらの情報は、企業の財務状況を示す重要な指標です。

株式会社アズ企画設計のセグメント情報は、2024年2月29日現在の連結会計年度に基づいています。報告セグメントは「不動産販売事業」、「不動産賃貸事業」、「不動産管理事業」の3つで構成されています。売上高は、不動産販売事業が10,639,823千円、不動産賃貸事業が629,674千円、不動産管理事業が237,045千円で、合計11,506,543千円となります。セグメント利益は、不動産販売事業が760,128千円、不動産賃貸事業が71,615千円、不動産管理事業が96,236千円で、合計927,980千円です。調整額は264,023千円で、全社費用が含まれています。セグメント資産は、不動産販売事業が5,312,485千円、不動産賃貸事業が472,571千円、不動産管理事業が9,254千円で、合計5,794,310千円となり、全社資産の調整額は4,137,587千円です。

株式会社アズ企画設計の重要な会計方針及び見積りに用いた仮定について、販売用不動産及び仕掛販売用不動産の評価は、正味売却価額が取得原価よりも下落した場合に正味売却価額を連結貸借対照表価額として計上しています。正味売却価額は、販売見込額から販売経費等を控除した額であり、販売見込額は販売予定価格または社外の不動産鑑定士による鑑定評価額に基づいています。主要な仮定には、想定収入、想定利回り、割引率が含まれ、物件の立地や周辺地域の取引事例を考慮して見積りが行われています。これらの見積りは不確実性を伴い、今後の経済情勢や販売価格の変動により、翌連結会計年度の財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。

株式会社アズ企画設計の金融商品関係について、2024年2月29日現在の情報は以下の通りです。金融商品に対する取組方針として、主に不動産販売事業を行うための資金調達を行い、一時的な余資は安全性の高い金融資産で運用しています。デリバティブはリスク回避のために利用し、投機的な取引は行わない方針です。金融商品の内容として、投資有価証券である株式は市場価格の変動リスクに晒され、借入金及び社債は販売用不動産の取得及び設備投資に必要な資金調達を目的としています。特に変動金利の借入金は金利の変動リスクに影響を受けます。リスク管理体制としては、市場リスクや流動性リスクを管理し、各部署からの報告に基づいて資金計画を作成・更新しています。

株式会社アズ企画設計のリース取引関係について、主に不動産賃貸事業においてマスターリース契約を利用しています。この契約では、不動産所有者に対して一定期間、一定額の賃料を支払い、当社が貸主としてテナントに賃貸します。原則として、テナントの有無にかかわらず賃料の支払いが発生するため、テナントの退去や賃料減額が生じた場合、賃貸利益が減少するリスクがあります。特に長期間の空室や賃料減額が発生した場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。賃料決定の際には、近隣の同種物件の成約情報を収集し、現地調査を行うことでリスクを低減する取り組みを行っています。

株式会社アズ企画設計の有価証券関係について、2024年2月29日現在の情報は以下の通りです。その他有価証券として、株式が30,145千円計上されており、取得原価と時価は一致しています。市場価格のない株式については、移動平均法による原価法を採用しており、評価差額は純資産直入法により処理されています。また、デリバティブ取引に関しては、金利スワップ取引を利用しており、長期借入金に対する金利リスクをヘッジしています。ヘッジ会計の適用により、金利スワップの特例処理が行われており、契約額は300,000千円です。これにより、金融商品のリスク管理体制が整備されており、企業の財務健全性を維持するための取り組みが行われています。

株式会社アズ企画設計の収益認識関係について、2024年2月29日現在の情報は以下の通りです。不動産販売事業においては、顧客との不動産売買契約に基づき、物件の引き渡しを行う義務を負っており、顧客に当該物件が引き渡される一時点で収益を認識します。具体的には、当連結会計年度の不動産販売事業の売上高は10,639,823千円で、全体の92.5%を占めています。不動産賃貸事業では、賃料収入は「リース取引に関する会計基準」に従い、賃貸借契約に基づいて賃貸借期間にわたって収益を認識します。また、不動産管理事業では、顧客との管理契約に基づき、サービスの提供に応じて収益を認識しています。これにより、収益認識の適切性が確保されています。

株式会社アズ企画設計の財務諸表に関する注記事項は、2024年2月29日現在の連結財務諸表に基づいています。注記事項には、重要な会計方針、会計上の見積り、及びリスクに関する情報が含まれています。特に、棚卸資産の評価や固定資産の減損損失に関する重要な会計上の見積りが記載されており、これらは財務諸表の適正性に影響を与える要因です。また、時価の算定に関する会計基準の適用指針が適用されており、財務諸表に与える影響はありません。さらに、担保資産及び担保付債務に関する情報も記載されており、資産の流動性や負債の状況を把握するための重要なデータが提供されています。