富士化学産業株式会社

富士化学産業株式会社は、ファインケミカル技術と精密押出成形を基盤とした樹脂加工技術を中心に、基板実装周辺における化成品のエンジニアリングサービスを提供しています。主な製品には、エポキシ熱硬化接着剤、チップ部品固定用接着剤、セルフアライメント接着剤、一液低温硬化エポキシ接着剤、UV硬化型防湿絶縁コーティング剤などがあります。これらの製品は、電子部品や自動車部品の製造において重要な役割を果たしています。また、同社は顧客のニーズに応じた製品開発を行い、持続可能な経営を目指しています。特に、SDGs（持続可能な開発目標）に賛同し、環境に配慮した事業活動を推進しています。創業以来60年以上の技術を活かし、顧客満足を追求する企業として成長を続けています。

富士化学産業株式会社の経営理念は、「価値ある化成品のエンジニアリングサービスを通じ、社会に貢献する企業を目指す」としています。また、会社の発展が社員の発展にリンクしている経営を目指しています。ビジョンとしては、創業100年企業を達成することを掲げ、社是である『至誠通天』を社員一同が心掛けています。方針としては、SDGsに賛同し、社会的責任を果たしながら、地球環境に調和する事業活動を推進しています。具体的には、コンプライアンスの遵守や、社員がやりがいを持ち、能力を発揮できる環境作りに努めています。これにより、お客様の心に感動を与える企業を目指しています。

富士化学産業株式会社は、1958年に防湿絶縁コーティング剤「Seal-gloⓇ」の委託生産販売を目的に設立されました。初代社長の後藤正三が大阪市北区南森町に会社を設立し、1961年には電気部品用高粘稠グリース「SSグリース」の販売を開始しました。1963年にはエンジニアリングプラスチック押出成形品の開発販売を行い、1972年には帯電防止剤「コルコート」の代理店販売を開始しました。2004年には環境ISO14001の認証を取得し、2005年には品質ISO9001の認証も取得しました。2008年には創立50周年を迎え、中国江蘇省に富士凱美（蘇州）商貿有限公司を設立しました。2019年にはサンユホールディングス株式会社の傘下となり、2020年にはラボセンターを「F-Lab.」に名称変更しました。これまでの60年以上の歴史を通じて、同社は技術革新と顧客ニーズに応える製品開発を続けています。

富士化学産業株式会社は、主に化成品と樹脂加工品を提供しています。化成品グループには、エポキシ熱硬化接着剤、チップ部品固定用接着剤、セルフアライメント接着剤、一液低温硬化エポキシ接着剤、チップ接着剤用水系洗浄剤「RED Cleaner」、UV硬化型防湿絶縁コーティング剤などがあります。これらの製品は、電子機器や自動車部品の製造において重要な役割を果たしています。また、樹脂グループでは、マガジンスティックやテープ加工品、ジョイントテープなどを取り扱っています。さらに、同社は顧客のニーズに応じた新たな商品開発にも積極的に取り組んでおり、F-Lab.というラボセンターを設けて、顧客と共に分析・研究・開発を行っています。これにより、迅速な開発と高い満足度を提供することを目指しています。

富士化学産業株式会社は、日本国内に本社と東京営業所を持ち、海外には中国とタイに拠点を展開しています。本社は大阪府東大阪市長田東3丁目1番7号に位置し、東京営業所は東京都台東区台東4丁目26番8号にあります。海外拠点としては、中国江蘇省に「富士凱美（蘇州）商貿有限公司」を設立しており、タイには「FUJI CHEMICAL INDUSTRIAL (THAILAND) CO. LTD.」を設立しています。特にタイ法人は、サンユレック株式会社との合弁会社「SANYU SIAM TRADING CO., LTD.」として運営されています。これにより、グローバルな市場においても競争力を高め、顧客のニーズに応える体制を整えています。