東方金属株式会社

東方金属株式会社は、広島を中心に鉄に関する多様なサービスを提供しています。主な事業内容は、鉄リサイクル事業、鋼材販売、エンジニアリング事業（解体・撤去工事等）、産業廃棄物中間処理業、鉄鋼スラグ製品の取扱い及びリサイクル事業です。具体的には、鉄スクラップの収集・加工を行い、再生砕石や鉄鋼スラグを製造・販売しています。再生砕石は、公共工事や民間解体工事から発生するがれき類を原料としており、環境基準を満たした製品を提供しています。また、鉄鋼スラグは、鉄の製造過程で生じる副産物で、土木用骨材やセメントとして広く利用されています。これにより、脱炭素社会の実現にも貢献しています。

東方金属株式会社の経営理念は、「循環型社会の実現に貢献すること」です。具体的には、鉄鋼スラグ製品の取扱いやリサイクル事業を通じて、環境に優しい事業運営を目指しています。企業のビジョンとしては、地域社会と共に成長し、持続可能な発展を遂げることを掲げています。また、方針としては、品質の向上と顧客満足の追求を重視し、従業員の安全と健康を最優先に考えています。これにより、地域経済の発展にも寄与し、社会的責任を果たす企業を目指しています。

東方金属株式会社は、昭和23年4月に広島県呉市で創業し、昭和25年2月に法人化されました。創業当初は旧海軍工廠周辺の鉄骨建屋の解体や鉄スクラップの販売を行っていました。昭和34年には日新製鋼（現日本製鉄）の発足に伴い、鉄屑・鋼材の直納問屋として指定されました。昭和40年には安芸郡坂町に鉄スクラップのプレス工場を建設し、操業を開始しました。平成27年には大平鉄工株式会社をグループ会社に迎え、事業の拡大を図りました。最近では、令和3年に製鉄事業部を解散し、令和4年には技術部を発足させるなど、時代の変化に対応した事業運営を行っています。

東方金属株式会社は、鉄鋼スラグ製品や再生砕石の製造・販売を行っています。主な商品には、鉄鋼スラグ製品（高炉スラグ、製鋼スラグ）や、再生砕石（RM-25、RC-30、RC-40）があります。鉄鋼スラグは、鉄の製造過程で生じる副産物で、道路用やコンクリート用の骨材として利用されます。再生砕石は、公共工事や民間解体工事から発生するがれき類を原料にしており、環境基準を満たした品質の製品を提供しています。また、廃棄物の引取りや中間処理業務も行っており、廃コンクリートやアスファルトがらの処理を通じて、循環型社会の実現に貢献しています。これらのサービスは、広島県や愛媛県を中心に展開されています。