株式会社出雲たかはし

株式会社出雲たかはしの経営理念は「おいしさを通じて、みんなに笑顔と感動の輪をひろげます」です。この「みんな」とは、顧客、取引先、従業員を含む全ての関係者を指します。企業の目的は「共に成長し、誇りある豊かな人生を築くこと」であり、事業の目的は「もっと美味しく！」を追求し、地域に必要とされる存在になることです。また、出雲たかはしは「限りなき麺作りへの挑戦」を掲げ、製麺を通じて人々に感動を提供することを目指しています。社訓として「社長は従業員であり、従業員は社長である」という考え方を大切にし、全員が一体となって企業の成長に貢献する姿勢を持っています。

株式会社出雲たかはしは、昭和24年（1949年）に高橋製麺所として設立されました。初代の高橋志美が製麺と販売を開始し、昭和43年（1968年）には有限会社高橋製粉製麺所に改組されました。昭和49年（1974年）には低温乾燥法を考案し、昭和52年（1977年）にはその製法が特許認可を受けました。平成元年（1989年）には遠赤外線特殊低温熟成製造ラインの開発に成功し、平成5年（1993年）には株式会社出雲たかはしに商号変更しました。平成17年（2005年）には三代目社長に高橋大輔が就任し、以降も新しい製造ラインの導入や自社通販事業の開始など、事業を拡大しています。令和2年（2020年）には売上高が5億円を突破しました。

株式会社出雲たかはしは、約300種類の製品を展開しており、主に出雲そば、うどん、中華麺を製造しています。特に中華麺は地元のラーメン店でも高く評価されており、家庭でも楽しめる品質を追求しています。蕎麦は奥出雲の湧水を使用し、職人が季節ごとに調整を行い、風味を最大限に引き出しています。また、春には桜の花びらを練り込んだ「さくらめん」や、夏にはとうふを練り込んだ「とうふうどん」など、四季折々の創作麺も得意としています。出雲たかはしは、伝統技術と最新設備を融合させ、高品質な麺作りに取り組んでいます。

株式会社出雲たかはしは、島根県雲南市加茂町東谷371-1に本社を構えています。主な事業所としては、出雲そば、うどん、ラーメンなどの製麺を行う工場があります。また、出雲たかはしはOEM事業も展開しており、他社ブランドの製品も手掛けています。グループ会社としては、中国に天津出雲食品有限公司を設立しており、海外展開にも力を入れています。出雲たかはしは、地域に根ざした企業として、地元の食文化を支える役割を果たしています。