麻生中間生コンクリート株式会社

麻生グループは、医療・健康、教育・人材・福祉・IT技術、不動産・建設関連などの三つの自立した戦略事業ユニットを持っています。これにより、各事業分野の特性や経営課題に応じた戦略的な経営を行い、全体の企業価値を高めています。特に、麻生セメントは高品質なセメントを安定的に生産し、資源リサイクルや排熱エネルギーの有効活用に積極的に取り組んでいます。また、地域社会への貢献を重視し、持続可能な資源循環型社会の実現を目指しています。これらの取り組みを通じて、麻生グループは「社会システム変革への貢献」をミッションとして掲げ、成長を続けています。

麻生セメントの経営理念は、「日本企業の成功モデルの先駆けとなり、安全で心から安心できる持続可能な資源循環型社会づくりを通して、地域社会・国家に貢献すること」です。この理念のもと、麻生セメントは地域社会の「安心」を実現するために、心から信頼される製品と技術を提供し続けています。また、社員一人ひとりが持続可能な社会の流れを捉え、多様なニーズに応える柔軟な発想を持つことを重視しています。さらに、麻生セメントは「安全第一」「人材育成」「お客様志向」「業績志向」の4つの価値観を大切にし、日々の行動に反映させています。これにより、地域社会と共に「安心」を築くことを目指しています。

麻生セメントの歴史は1872年に始まり、創業者麻生太吉が目尾御用山で石炭採掘事業に着手したことに遡ります。1918年には麻生商店を株式会社に組織変更し、1934年には田川工場が操業を開始しました。1964年には苅田工場が操業を開始し、1972年には麻生セメント株式会社が麻生産業から分離独立しました。1986年には田川工場で排熱発電が稼働を開始し、1994年には資源開発グループが設置されました。近年では、2021年に海外との資本提携を解消し、麻生の100％子会社となりました。これらの歴史的な出来事を通じて、麻生セメントは持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化し続けています。

麻生セメントは、主にセメント製品を提供しています。具体的には、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、高炉セメント、ナイダスト®（PTFE処理防塵セメント）などがあります。また、セメント系固化材として、ソリッドエースやスーパーソリッドエース（PTFE処理防塵固化材）も取り扱っています。これらの製品は、建設業界や土木工事に広く利用されており、特に高品質なセメントの安定供給に力を入れています。麻生セメントは、環境に配慮した製品開発にも取り組んでおり、リサイクル資源を活用したセメント生産を行っています。これにより、持続可能な社会の実現に貢献しています。

麻生グループは、117社のグループ会社を持ち、2023年4月1日現在でグループ総売上高は7,577億円、社員数は17,028人です。主要な事業所には、田川工場と苅田工場があります。田川工場は1934年に操業を開始し、普通ポルトランドセメントや高炉セメントの生産を行っています。苅田工場は1964年に操業を開始し、環境に配慮した生産体制を整えています。また、麻生グループは医療・健康、教育・人材、建設関連などの多様な事業ユニットを持ち、地域社会に貢献することを目指しています。これにより、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しています。