オークラ輸送機株式会社

オークラ輸送機株式会社は、物流ニーズに応えるために、標準、⽣産、流通、海外、サービスの5つの事業領域を展開しています。標準事業では、全国の販売代理店を通じて、コンベヤ機器を中心とした幅広い製品を提供し、様々な業種のお客様の現場を最適化します。生産物流事業では、工場内の物の流れをスムーズにするマテハンシステムを提供し、飲料や食品、石油化学などの分野で広く採用されています。流通物流事業では、ピッキングシステムやソーターを用いて、物流センターの条件に合わせたカスタマイズソリューションを提供します。また、海外事業では、シンガポールを皮切りにアメリカや中国などに現地法人を設立し、現地ニーズに応じたマテハンシステムを展開しています。これにより、オークラは安定した物流を支える重要な役割を果たしています。

オークラ輸送機株式会社の経営理念は「価値の流れを創ります」というもので、モノと情報の流れを融合させたマテハンシステムを通じて、お客様のビジネスに無限の広がりをもたらす新しい価値を創造することを目指しています。また、品質第一を掲げ、製品の信頼性や安全性を確保するために、全ての安全法規を遵守し、常にお客様の立場に立った判断を行います。環境への取り組みとしては、ISO14001の認証を取得し、環境配慮型製品の開発や事業活動を推進しています。これにより、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。

オークラ輸送機株式会社は、1927年に初代社長・大庫源次郎が兵庫県加古郡別府村に「大庫鉄工所」を創業したことから始まります。1938年には現在地に工場を移転し、1955年には量産型グラビティコンベヤ「コロコンキャリヤー」を発売しました。1960年に大庫輸送機株式会社を設立し、1968年には社名をオークラ輸送機株式会社に変更しました。1971年にはメンテナンス事業会社のオークラサービス株式会社を設立し、1980年には独・ケトナー社と技術提携し、パレタイジングロボットの初号機を発売しました。近年では、2021年に本社新社屋が完成し、2023年にはトラックへのパレット自動積込み装置を発売するなど、常に革新を続けています。

オークラ輸送機株式会社は、物流機器とシステムの総合メーカーとして、標準、⽣産、流通、海外、サービスの5つの事業領域を展開しています。生産向けマテハンシステムでは、包装形態やサイズ、質量、搬送能力に応じた最適な機器を提供し、飲料、食品、石油化学、製粉、農業施設などで広く利用されています。流通向けには、ピッキングシステムやソーターを用いたカスタマイズソリューションを提供し、物流センターの条件に合わせた最適なシステムを構築します。また、海外事業では、シンガポールを皮切りにアメリカや中国などに現地法人を設立し、現地ニーズに応じたマテハンシステムを展開しています。さらに、オークラサービスを通じて、全国16ヵ所にサービス拠点を持ち、迅速なトラブル対応を行い、安定した物流を支えています。

オークラ輸送機株式会社は、兵庫県加古川市に本社を置き、加古川東工場、三木第一工場、三木第二工場の3つの工場を運営しています。また、全国に東京本部、名古屋、大阪を含む営業所を設置し、合計で8ヶ所の拠点を持っています。グループ会社としては、オークラサービス株式会社があり、全国16ヵ所にサービス拠点を展開し、迅速なトラブル対応を行っています。これにより、オークラグループは安定した物流を支える体制を整えています。従業員数は2023年3月末時点で618名です。