シンエネルギー開発株式会社

シンエネルギー開発株式会社は、バイオマス発電を中心に、再生可能エネルギーの可能性を探求し、エネルギー供給事業を計画・コンサルティングしています。具体的には、バイオマス発電所の開発と運営を行い、地域の雇用創出や産業活性化に寄与しています。現在、同社が所有する発電所には、山形県の「もがみまち里山発電所」（出力1,000kW、2017年運転開始）、群馬県の「沼田エコファーム発電所」（出力80kW、2020年運転開始）、および「地蔵の湯発電所」（出力50kW、2021年運転開始）などがあります。また、出資している発電所には、岩手県の「野田バイオマス発電所」（出力14,000kW、2016年運転開始）や、鳥取県の「米子バイオマス発電所」（出力54,500kW、2022年運転開始）も含まれています。これらの事業を通じて、CO2排出を抑えた持続可能な社会の実現を目指しています。

シンエネルギー開発株式会社は、「地方創生（地産地消）・CO2削減」を経営理念に掲げています。この理念のもと、再生可能エネルギーの普及を通じて地域社会の発展と持続可能な循環型社会の実現を目指しています。具体的には、バイオマス発電を中心に、化石エネルギーや原発への依存から脱却し、自然エネルギーの導入を推進しています。また、国が進める温暖化対策「COOL CHOICE」に賛同し、社内でのクールビズを実施するなど、環境への配慮を大切にしています。これらの取り組みを通じて、地球環境の改善と地域社会への貢献を目指しています。

シンエネルギー開発株式会社は、平成23年（2011年）10月25日に設立されました。設立当初から、再生可能エネルギーの導入を目指し、特にバイオマス発電に注力しています。平成24年（2012年）には、野田村とバイオマス発電事業に関する覚書を締結し、現地法人「野田新エネルギー発電株式会社」を設立しました。平成26年（2014年）には、株式会社野田バイオパワーJPに社名変更し、事業を本格化させました。平成28年（2016年）には、定格出力14MWの発電所が商業運転を開始し、年間約26億円の収入を見込んでいます。これらの取り組みを通じて、地域の雇用創出や産業活性化に寄与し、持続可能な社会の実現を目指しています。

シンエネルギー開発株式会社は、主にバイオマス発電に関連する商品とサービスを提供しています。具体的には、木質バイオマスを利用した発電所の開発・運営を行い、地域の資源を活用したエネルギー供給を実現しています。また、バイオマス燃料の供給に関しては、合法的に伐採された木材を使用し、木材伐採から燃料加工、流通までの一貫したサービスを提供しています。さらに、パーム空果房（EFB）を原料とした新しいバイオマス固形燃料の開発にも取り組んでおり、国内外での生産設備の設置を計画しています。これにより、持続可能なエネルギー供給を目指し、地域社会への貢献を強化しています。

シンエネルギー開発株式会社は、群馬県沼田市に本社を置き、東京営業所も設置しています。主なグループ会社には、株式会社野田バイオパワーJP（岩手県九戸郡野田村）や、石狩バイオエナジー合同会社（北海道石狩市）があります。株式会社野田バイオパワーJPは、出力14,000kWのバイオマス発電所を運営しており、2016年8月に商業運転を開始しました。また、石狩バイオエナジー合同会社は、出力50,000kWの大型バイオマス発電所を計画中です。これらの事業所は、地域の資源を活用し、持続可能なエネルギー供給を目指しています。