津久見共同アンホ株式会社

株式会社戸髙鉱業社は、大分県津久見市に本社を置き、主に石灰石の採掘・製造・販売を行っています。全国の石灰石生産量の約20%を占め、年間約1,000万トンの石灰石を採掘しています。1987年、1988年、2005年には「単一石灰石鉱山生産量日本一」に輝いた実績があります。さらに、鉱山から海岸までの生産ラインをコンピュータで一元管理し、品質管理とコストダウンに努めています。環境保全にも配慮し、採鉱や運搬、破砕、出荷の各工程で発生する粉塵や騒音を抑えるため、破砕・選鉱設備を地下に配置し、沈澱池や集塵設備を整備しています。これにより、地域社会との共生を目指し、持続可能な事業運営を行っています。

株式会社戸髙鉱業社の経営理念は「地域社会と共に」です。この理念は、地域の皆様の協力と理解がなければ成り立たない事業であることを示しています。企業は地域に誠心誠意対応し、感謝の気持ちと謙虚な心を持ち続け、信頼され愛される存在でありたいと願っています。また、社是として「安全・協力一致・向上」を掲げています。安全は最優先事項であり、全社員が協力し合うことで無限の力を発揮できると信じています。さらに、社員一人ひとりが高い目標を持ち、必要な技能を身につけることで、会社の発展と地域社会への貢献を目指しています。これらの理念は、創業者である戸髙利秋の考え方を基にしており、会社の成長とともに継承されています。

株式会社戸髙鉱業社は、1957年6月に有限会社として創立され、資本金は80万円でした。初めて西山マンガン鉱山の採掘販売を開始し、1958年には徳浦鉱山で石灰石の採掘を始めました。1965年には株式会社に組織変更し、月産10万トンの設備を完成させました。1975年には月産100万トンの設備を整え、公害防止設備も拡充しました。1984年には年間1,000万トンの出荷を達成し、1987年と1988年には「単一石灰石鉱山生産量日本一」に輝きました。2007年には創立50周年を迎え、2017年には60周年を祝いました。2021年には本社を移転し、現在も地域社会と共に発展を続けています。

株式会社戸髙鉱業社は、主に石灰石を中心とした鉱物資源の採掘・製造・販売を行っています。石灰石は、セメントや鉄鋼、農業、医療など多岐にわたる産業で使用されており、日本で自給できる唯一の鉱物資源です。年間約1,000万トンの石灰石を採掘し、1987年、1988年、2005年には「単一石灰石鉱山生産量日本一」に輝きました。また、生石灰や消石灰、珪石なども取り扱っており、これらの製品はガラスや陶磁器、肥料などの原料として利用されています。品質管理には特に力を入れており、コンピュータによる生産ラインの一元管理を行い、安定した品質の製品を提供しています。

株式会社戸髙鉱業社は、大分県津久見市に本社を置き、複数の関連会社を展開しています。主な関連会社には、戸髙興産株式会社（設立1967年）、戸髙産業株式会社（設立1968年）、津久見海運株式会社（設立1942年）、新共栄鉱業株式会社（設立1977年）などがあります。戸髙興産は珪石や骨材の仕入販売を行い、戸髙産業は石灰石や機械の仕入販売を手掛けています。また、津久見海運は海運業を営み、地域の物流を支えています。これらのグループ会社は、戸髙鉱業社の事業を支える重要な役割を果たしており、石灰石や珪石の採掘・加工・販売を通じて、地域経済に貢献しています。