住野工業株式会社

住野工業株式会社は、精密プレス加工を専門とする企業で、主に自動車部品、造船、列車、電車、飛行機などの部品を製造しています。創業は明治39年（1906年）で、当初は「こはぜ」という部品の製造からスタートしました。現在では、精密打ち抜きプレス加工や精密深絞りプレス加工を行い、国内外の自動車関連メーカーから高い評価を得ています。2022年度の売上高は105.9億円で、資本金は4,500万円です。従業員数は253名で、平均年齢は37.8歳です。住野工業は、設計開発からプレス、組立、カチオン電着塗装までの一貫体制を整え、あらゆる加工ニーズに応えています。また、グローバルな展開を目指し、海外にも工場を持っています。

住野工業株式会社の経営理念は「ハートフル・テクノロジー」です。この理念は、創業当初の「こはぜ」製造から受け継がれた精神を基に、製品を通じて人々をつなぐことを目指しています。住野工業は、精密プレス加工技術を駆使し、国内外の自動車関連メーカーから高い評価を受けています。今後も「開発提案型企業」として、新たな価値を提供し、グローバルな貢献を目指す方針を掲げています。代表取締役社長の水田昇氏は、常に進化し続ける企業であることを強調し、顧客のニーズに応えるための努力を惜しまない姿勢を示しています。

住野工業株式会社は、明治39年（1906年）に創業され、当初は「こはぜ」の製造からスタートしました。大正7年から昭和33年にかけて、数々の発明特許を取得し、昭和10年には住野工業株式会社に改組され、全国の「こはぜ」の40%を生産するまでに成長しました。昭和20年には原爆の影響で工場が壊滅しましたが、昭和22年に再建し、こはぜ部門を復旧しました。昭和35年からは自動車部品のプレス加工を開始し、以降も技術革新を続けています。平成元年には資本金を2,000万円に増資し、平成27年には中国に新工場を完成させました。現在も、精密プレス加工技術を駆使し、国内外の自動車関連メーカーから高い評価を得ています。

住野工業株式会社は、精密プレス加工を中心に多岐にわたる商品とサービスを提供しています。主な製品には、自動車部品、造船部品、列車や電車の部品、飛行機部品などがあります。特に、精密打ち抜きプレス加工や精密深絞りプレス加工においては、国内外の自動車関連メーカーから高い評価を受けています。また、設計開発からプレス、組立、カチオン電着塗装までの一貫体制を整え、顧客の多様なニーズに応える体制を構築しています。さらに、各種Assy溶接や機械加工、バレル研磨などの後工程も手掛けており、産業用ロボットや自社制作の自動機を駆使して最適なモノづくりを実現しています。

住野工業株式会社は、広島県広島市に本社を置き、以下の主要な事業所を展開しています。まず、本社工場は広島市西区商工センターに位置し、各種Assy溶接や機械加工を行っています。第2工場も同じく商工センター内にあり、SUMINOグループ用の自動機や装置類の開発を行っています。高宮工場は広島県安芸高田市にあり、産業用ロボットを使用したプレス工場として、グループ最大規模の設備を保有しています。また、テクニカルセンターは高宮工場内に設置され、精密プレス用金型の内製を行っています。グループ会社としては、100%出資の株式会社ミドリや、住野精密製造（青島）有限公司（中国）、SUMINO AAPICO（Thailand） Co. Ltd.（タイ）などがあります。これらの拠点を通じて、国内外の顧客に高品質な製品とサービスを提供しています。